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年が離れたカップル
官能リレー小説 - 年上

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年が離れたカップル 1

僕は青木竜太。高校生です。僕は生まれてからこの方、全然いいことがありません。
女の子に振られ、サイフを落とし、大学にも落ちて、不良たちには毎日いじめられ、さらに犬にも追いかけられる毎日。
そんな毎日が嫌になり、フラフラ歩いていたら、どこかのビルの屋上にいた。
(もう、僕の人生、どうでもいいや。)
手すりに手をかけて飛び降りようとした時、後ろから女の人に抱きしめられ止められてしまった。
「やめなさい!!」
「は…離してください!あなたには関係無い事です!」
「関係無くないわよ!目の前で飛び降りようとしてる人を放っとけますか!」
「構わないでください!僕はこんな人生もう終わりにするんだ!今までだって散々だったし、どうせこれからも良い事なんて…うわあぁぁ!!?」
その時、僕はバランスを崩し、僕の身体は手すりの外へと落ちていった…。
あぁ、これで終わるんだなぁ…と思った次の瞬間!
「うぐうぅ…!!!」
女の人が僕の右手を掴んで引き止めた。
「は…離してください!あなたまで落ちちゃう!」
「は…離すもんですかぁ〜!早く…早く登って来なさい!」
半分以上身を乗り出している彼女の身体もズルズルと落ちていく。このままじゃ一緒に墜落だ。
何なんだ?この人は?どうして自分から死のうとしてる赤の他人の僕なんかを命がけで助けようとするんだ?
(くそ!!)
自分だけ落ちるならまだしも、他人を道ずれに落ちるわけにもいかないと思い、手すりにつかまった。

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