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憧れの女上司
官能リレー小説 - 年上

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憧れの女上司 6

「鷹沢課長は、確か白ワイン派ですよね」
「お酒はいいの。今日はお買い物よ、キミの商談の為の」
「ありがとうございます」
「ところで、足元のお手入れはバッチリね。商売道具は常に綺麗にしておかなきゃ」
「それは、うちの課長も常々…」
「そうよ。亀頭をコスコスする暇があったら、靴をフキフキなさい」
「ははっ…」
「大人なんだから、下ネタにも慣れなきゃダメよ」
乃里子はデパートに幸人を連れて行くと、ネクタイを買い与えた。
「ありがとうございます、鷹沢課長」
「センスも大事よ、高いだけならオヤジ達の方が強いでしょ。違ったアピールが大事なの」
「勉強になります」
「これからが最終講義よ」
「何のですか?」
「マ・ク・ラ営業」
新しいネクタイをした幸人の耳元で乃里子は囁いた。
もしデパートの中でなかったらとっくにキスしていたが、彼女くらいになるとそこまでのリスクを負わずとも、
ドギマキする彼と腕を組んでデパートを出るとタクシーに乗り込んだ。
彼女は安い餌でアゲチン男子と楽しめると思うと、
喜びを隠しきれずに口元を緩めながら熱い視線を彼に浴びせていた。
「さすが、鷹沢課長です。いいホテルですね」
「仕事と同じよ、信頼出来る筋からの情報と、相手に応じたセッティングよ」
「つまり、僕はこのランクだと」
「そう思ってくれていいわ。それに、キミにとっての課長は直美でしょ。
一課のイケメン君にご執心の。私は乃里子でいいわ。お互いオフよね」
高級ラブホテルに入ると、幸人はワクワクして乃里子が仕事でツキを得るための企みとは夢にも思わない。
彼女が雅志と特定で出来てるかは不明でも、部下である自分が直美を止めることもできないので、目の前の彼女と楽しむのも役得だと考えていた。
乃里子が抱きついてキスしてくる。
彼は香水の香りという演出と彼女は背が高いのに無理なく合わせてくる優しさに加え、
密着してきたことで直美と遜色ない豊満さが伝わる。
口内を縦横無尽に動き回りる舌を受けながら、幸人は壁に押し付けられる…
溢れかえる唾液が口元から流れ、白いYシャツを斑模様に染めていた。
為されるがままに身を預ける幸人は、乃里子の巧みな手腕によりベルトを解かれ、その重みで薄地のスラックスは床にパサリと落ちていった。
露となるボクサーはファストショップで購入した安価なものだった。
その前立てに指を這わせながら、「営業マン…失格…」と乃里子に耳朶を甘く噛まれた…
「…乃里子さん」
「言いたいこと分かるわ。そういう自分はどうなんだって…まっとうな指摘ね」
乃里子は色っぽい仕草で白いスーツを脱ぐ。
シャンパンゴールドのサテン生地に黒レースを贅沢に使ったランジェリーとスーツとのコントラストが際立つ黒いパンストだけになる。
「気合入ってますね」
「一般職と違って着替えなくても、怠けていいわけじゃないわ。大人のエチケットよ」
「二課の人はみんなそうなんですか?」
「男の人も、飛び込み営業の日にはふんどしで挑む人もいるそうよ」
「乃里子さんの前だったら、証券マンの罰ゲームみたいにマッパにネクタイだけでもいいです」
「私のカラダ…思ってたのと比べて、どう?」
「その、大きいですね」
「Hカップよ、合うブラ探すのに苦労するわ。本当は、青色が一番いいのよ。風水で仕事運に効果があるって」
「乃里子さんなら、実力だけで…」
「運も実力のうちよ。もっと貪欲にならないと」
幸人は見えない所まで大人の装いの乃里子に感心しつつ、胸のサイズが直美と同じと知っても口には出せないと自制する。
乃里子も目の前の後輩がアゲチン男子で、その恩恵にあずかりたい一心で彼に乗りたいとは微塵も思わせない。

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