虫に好かれる少女 1
私の名前は相沢裕理。生まれも育ちも超が付くほどのド田舎で、基本自給自足だが村のみんなで助け合いながら生活していた。
そんな暮らしをしていた私は村のためにもと勉強を頑張り都会の進学校に進学することができた。
上京したころはいろいろ戸惑うことが多かったが寮生活をする中で仲のいい友人たちもでき、優しい先輩たちにも助けられながらそれなりに楽しい高校生活を送っていた。
そんな生活を続け気づけば2年に進級した私は寮の自室で勉強をしているときだった。ドアの外から悲鳴が聞こえたので勉強を中断し悲鳴の聞こえた方に向かった。向かった先で目にしたのは怯える後輩と思える1年の女生徒とそれを落ち着かせようとしている3年の先輩だった。何があったか先輩が聞いているとわずかに「ゴ・・・ゴキブリが・・・。」という声が聞こえ周りの女生徒のほとんどがそこから離れるように後ろに下がった。後輩を慰めている先輩もその表情が引きつっておりどうしようかと悩んでいた。
「先輩〜。」
私はほかの女生徒をかき分け前まで来ると先輩に声をかけた。こっちを見た先輩は私の顔を確認すると安堵した表情をしていた。私は田舎育ちのおかげか虫に関して全く平気でゴキブリやムカデなど害虫関係のトラブルをよく解決していたのでそれなりに有名だったのだ。
私は許可を得て部屋に入りドアを閉めた。あたりを見回したりベッドの下や本棚の隙間などを調べたがどこにもゴキブリはいなかった。
「ん〜見間違い・・・?でもそのままいなかったと報告してもな〜。」
私が悩んでいると足の指先に何かが触れた感触があり足元を見るとゴキブリがいた。私がゴキブリに気づいたと同時にゴキブリはジャージ姿であった私の足首からジャージの中に潜り込み私の足を登り始めた。すこしくすぐったかったがそのまま身を任せているとパンツにわずかな隙間があったのかそこからパンツの中にまで入ってきた。これは昔からなのだが思春期を迎えたあたりから私は虫に好かれ、それ以上に虫からメスとして見られているのかこのように性的に行動する虫が増えていった。
ゴキブリはパンツの中で一般的な女性より大きめなクリトリスに噛みつき顎と下を器用に使い甘噛みしてきた。
「んっ♪」
私はゴキブリをそのままにして他にいないか確認した。しかし他は見つからずパンツの中にいるゴキブリだけのようだ。
「まぁこの寮は綺麗だからこの子だけかな・・・・。」
四つん這いになり一応細かいところまでチェックしそう判断した。
私はドアを開けて部屋の前にいた後輩の子と先輩にもう問題ないと報告し何も包んでいないティッシュの塊を見せた。こうやって証拠らしきものを見せないと安心できないと前の時から学んだからだ。
先輩ははほっとして後輩にもう大丈夫だと声をかけるがさすがにまだ怖いのか後輩は友人の部屋に泊まることになったようだ。
「・・・・・んっ♪」
「・・・?どうしたの?」
思わず声が漏れてしまった私に隣にいた女生徒が声をかけてくれたが何でもないと返事をした。