PiPi's World 投稿小説

ケダモノ
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

の最初へ
 1
 3
の最後へ

ケダモノ 3

まだ、この段階では未完成。
男はバッグにハンディカメラをしまいこんだ。
一度、思いっきり射精してしまうと完全に勃起するまでにしばらく時間がかかる。
若い頃の精力なら萎えても短時間でまた勃起することも、一晩で五回以上射精しても、まだできると思えたが、初老の男は衰えを感じていた。
触手で犯せば勃起しなくても射精するほどの快感を得られる。
バイアグラや精力剤を服用する気には男はならなかった。
乱れた下着姿で男の精液を膣内射精されて、忘我の域に達してしまった香織の姿は、それでも熟れきった牝の色気で美しい。
男と出会う前に、どれだけの他の男に身をゆだね、性体験をしてきているか。それなりに性の悦びを知ってはいる。
触手で到着するまでに弄りまわされて、受け入れたのは、あきらめたからだ。
一度あきらめたら、もう堕ちていくしかない。
一週間後、ファミレスに香織は呼び出された。
「来なければ、どこにいても誰といようと何をしていても、泣くほどいたぶってやるつもりだったんだがね」
「……もう、やめて下さい」
声をひそめて香織が不安げな声で男を非難する。
男は無視してホットコーヒーをすする。冷房がききすぎて肌寒い店内はまばらに客がいる。
男に犯されたあと、香織が深夜に目をさますと触手も消えていたが、われめからしたたり落ちた精液の乾いた残滓が、肌や床に残っていた。
体はひどく気だるさがあり、微熱すらあった。わずかに寒気も感じた。
それは触手や見知らぬ男に犯されたのが夢ではないと香織に教えていた。
リビングのテーブルには男の手書きのメモが残されていた。
また、連絡する。
それから毎日、男から携帯電話に着信があった。
携帯電話を解約するか、電話番号を変えようと考えていたが、三日前の夜、香織は男からの電話に出た。
「誰なんですか、警察に通報しますよ!」
「強気だな。警察にどうやって犯されたのか、しつこく聞かれて、自分から男を部屋に上げたと決めつけられるだけだがね。触手なんて誰が信じると思う?」
「電話番号も変えます。引っ越しもします」
「むだなことはしないほうがいい」
男は電話のむこうで、ふふふと笑い声をもらした。
香織は手からスマホを落として、下腹を押さえてしゃがみこんでしまった。
おなか、おなかの中で何かが……。
内側の子宮が姿形は変わっていないが、すでに男のものを入れられたことで変化していた。
子宮口が内側から開かれて、ずるずると内側から細い回虫のようなものがぞわぞわと膣洞をこすりながら、急激に這い出てきているとは、香織にはわからない。
香織が悲鳴を上げ、下腹部を押さえこんだ。
それはすぐに止んだが、再び着信が鳴った。
香織はおそるおそる電話に出た。
「驚いたかね。こちらはいつでも君をいたぶることができる。他にもいろいろなことができるが、壊してしまう気はないから安心したまえ」
「私に何をしたの、もう、やだ、こんなの」
「従順な下僕でいるなら、ひどいことにはしない。ただ、警察から指紋採取などで立証されても、俺は留置所や刑務所からでも君をなぶることができる。産婦人科に行っても原因不明でせいぜい精神科を紹介されるのが関の山だろうな」
「なんで……ひどい……」
もう香織は言葉につまってただ涙をこぼした。
なんで、私がこんなことに。
こわい。
そんな悔しさと恐怖感に苛まれた。
翌日、産婦人科に行ってみたが異常なしと診断された。
「まあ、座りたまえ。とても、いい映像だから見せたいと思って呼んだんだ」
男はバッグからノートパソコンを取り出した。

SNSでこの小説を紹介

異種姦/獣姦の他のリレー小説

こちらから小説を探す