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インキュバス・ハンター
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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インキュバス・ハンター 7

それから小1時間後。
隊長たちを乗せた装甲車はインキュバス対策本部のあるビルへと帰還した。
と言っても、表向きには存在しない機関である。
もし公表してしまえば、どんなパニックが起こるか予想できない。
なので彼らは警察や架空の警備会社などを隠れ蓑にして、日々暗躍している。
車両が指定された場所に駐車すると、どこからともなく対策本部の人間たちが集まり、隊長たちが出てくるのを待つ。
集まったのは主に車両課、装備課に所属する女性たちだ。
当然みんな隊長のお手つきである。
彼女らは戦闘要員が出て行くと同時に使用した車両、装備を回収し、そこからデータの回収やメンテナンスを行い、次の戦いに向けての準備を整えるのである・・・が。
いつまで待っても隊長たちが車から降りてくる気配はない。
当たり前だ。彼らは今、車の中で目くるめく甘く濃厚な時間を過ごしているのだから。
それを察したのか、隊員の1人がおもむろに装甲車の後ろの扉に手をかける。
すると解放された扉からものすごい精臭とともに、この世のものとは思えない、すさまじい光景が飛び込んできた。
一言で言うと車両は精液の海と化していた。
壁、床、天井に至るまで精液で埋め尽くされ、そこに半ば沈み込むように隊員たちが浮かんでいた。
一瞬死んでいるのかと思ったが、インキュバスである隊長がそんなマネをするとも思えない。
意識がないだけでまだ息はあるのだろう。
隊員たちを快楽地獄に叩き落とした諸悪の根源は、全裸で腰をコキコキ鳴らしながら満足そうにつぶやいた。

「ん〜っ、スッキリした。やっぱり1日1回はこれやっとかないと腰の具合がよくねえな」
「なっ、なんてうらやまs・・・じゃない!なんてことやってるんですか、隊長!!」
「ん?ナニだけど?」

まったく反省していない隊長に、車両課の女たちは激怒する。

「だから!部隊の車の中でそれをしないでくれって何度言ってるじゃないですか!
 掃除、すっごくたいへんなんですよ!?」
「ああ?そんなことねえだろ?だっておまえら、床にこぼれた精液をもったいないってすするほどのド淫乱・・・」
「わーっ!?きゃーっ!?公衆の面前で何言ってるんですかーっ!?」
「へ?おまえらの性癖だけど?」

何を怒っているのか、本気でわからない様子の隊長。
まぁそれも無理もないことなのかもしれない。
何しろ彼はインキュバス。人間に協力しているとは言え、その価値観や考え方は人間のそれとは違うのだから。


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