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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 120

7回表、先頭は野田。
その初球…、大西の投げた変化球の投げ損ないが左肘にあたる。
投げ損ないであったうえ、プロテクターがある箇所である為、それほどダメージにはならないらしく、一塁に歩く野田。
そして、帽子を取り謝罪の意を伝える大西。
続く5番柊。
大西は死球を与えた影響からか0‐3というカウントにしてしまう。
1球ファウルを挟んだ5球目、明らかに球が外れフォアボールとなる。
ノーアウト一、二塁でバッターは茅野。
茅野は2球目のストレートをバントするが、打球が死なず大西の手前まで転がる。その球を捕った大西がサードに送球し、サードはアウト。
アウトカウントが増え、ワンアウト一塁、二塁となり今日初スタメンの佐伯を迎える。
滝川の欠場により、初スタメンとなった佐伯だが、ここまでノーヒット。おまけに失点に繋がる守備もしてしまっただけに汚名返上したいところだ。
しかし、佐伯は4球のストレートを捕らえるものの、運悪くセカンドライナーに倒れてしまう。
ツーアウトとなり、打席には8番相馬が入る。
守備には定評のある相馬だが、バッティングはイマイチでこれまであまり成績を残せていない。
そんな相馬だったが、2−1と追い込まれた4球目、大西の決め球スライダーに食らい付き、打球はジャンプするショートの頭上を僅かに越えた。
捕球したセンター平井から矢のような送球がホームに帰って来たため、ランナーはホームに生還出来なかったがこれで満塁となる。
ここでバッターは相川。
相川もバッティングはよくないが、3球目の甘めのカーブをバットを短く握りコンパクトに振り抜く。
打球は横っ飛びのショートのグラブを弾く。すかさず、ショートはボールをキャッチするが何処にも投げられずサードランナーがホームイン。
続く藤井はキャッチャーフライに倒れスリーアウトとなるが、その差は1点となった。

7回裏は相川が四球でランナー一人出すものの、後続をピシャリと抑える。
8回表の照星はワンアウト一、二塁とチャンスをつくるが、柊がショートゴロゲッツーに倒れて無得点に終わった。
そしてその裏、先頭の本間が制球の甘くなった相川のストレートを捕らえセンター前に運ぶ。
続く大西はカットボールを流し打ってライト前にヒットを放つ。
ここで監督の息子桜井を迎える。しかし、桜井は打ち気に逸って絶好球を打ち上げてしまい、ファーストファールフライに倒れた。

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