うちのマネージャー 123
「あぁんっ…イッちゃ…イッちゃう!!…うんんん!!!」
激しくなる突き上げに、力の入らなくなった共恵は健哉の胸に手をつき、被さった。
柔らかい乳房がじわり押し潰される感触を味わってから、健哉は共恵を抱いてぐるりと正常位になった。
両足を肩にかけて奥深くまで挿入する体位に、これ以上ない質量の圧迫を感じた共恵にはヒト突きヒト突きに躯をびくつかせていた。
「共恵…俺、イキそ…」
更に激しく突き入れる健哉の切ない瞳を見つめ、揺さぶられながら共恵もまた声を上げて絶頂を迎えた。
「アァッ…イクッ…ぁあっイクッ!!イッちゃ…ッ!!!」
痙攣する白い腹の上にビュクビュクと放出した健哉は、全てを出し切ると、再びひくつく共恵の中に挿入したのだった。
†††
共恵自身、もう何回昇りつめたか覚えていないが、首にまかれたネクタイもどこかにいき、自分の上げる甘い声がハスキーになった頃、ようやく健哉が共恵を開放した。
四つん這いの恰好で、後ろから挿入される体位が、共恵はすっかり好きになっていた。
(またお尻に指を入れられちゃった…)
全てまる見えのこの態勢は恥ずかしいが、だからこそ健哉に見て欲しいのだ。
パンッパンッと交わっている時に指を入れられると、躯に火がついたように熱くなり、そして思いの外気持ち良い。
目を開けて結合部が見えた時に、トロリとベットに落ちていく蜜を目の当たりにして、余計に蜜が溢れ出したのだ。
(やっぱり私、変態になっちゃったのかな…)
共恵は健哉に手を伸ばし、指を絡めると、呼吸の荒い健哉が指をキュッと握り返した。
幸せだと思う。
泣いて我が儘を言ってしまった自分の為に、わざわざタクシーで来てくれて、手を伸ばしたら触れる場所に好きな人がいる。
「健哉くん…」
「んー?」
あのね、と近寄り耳元で言った共恵に、健哉は抱きしめ、何度も貪り合った唇に、そっとキスをした。
「…好き」
†††