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後始末な人生も悪くないよねって思った
官能リレー小説 - 学園物

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後始末な人生も悪くないよねって思った 8

この部屋に男の人が来るのは初めてのこと…
しかもシャワーを使っているなんて、ちょっとドキドキもしてしまう。

脱衣所兼の洗面所に入り、バスタオルを用意してあげる。
「バスタオル置いとくから使ってねー!」
「おう!」
水飛沫と一緒に返って来る野太い声を聞いてニヤけてしまう。

床に脱ぎっぱなしになっている凌ちゃんの服を拾い上げ洗濯機に放り込む。
パステルカラーのボクサーパンツは意外にも可愛いかった。

凌ちゃんを見ていると兄がいた頃の生活をまた思い出してしまう。
脱衣所に無造作に服をズボンを脱ぎ捨てていくところ、凌ちゃんはそうでもないけど兄のパンツはもっと派手だった気がするなぁ…ピンクで迷彩柄とか、ちょっと趣味がアレなところもあったし…

「ふー。私も着替えよっと」

いったんお風呂場から離れて自分の部屋に向かう。

凌ちゃんの手作りカレーはすっごく美味しかった。でもちょっとピリ辛だったなぁ。凌ちゃん辛いモノ好きだって前に言ってた気がするから、きっと自分の感覚で作ったんだなぁ。それとも私の舌がまだお子様なのかなぁ。

「うーん、暑い」

制服のシャツを脱ぎスカートも脱ぎ。
これは後でお洗濯しなきゃ。
ブラも外して冷感シートで胸周りをふきふき。
男子は私に関わらない癖しておっぱいはガン見してくるからね。まあママが大きかったから私も大きくなるのは仕方ないんだけどさ。

クローゼットからお気に入りのTシャツを引っ張り出す。
パパがお仕事でアメリカのシアトルに出張に行ったときにお土産で買ってきてくれた宝物。
今の私を形作ってると言っても過言ではないね。
51番は私のラッキーナンバーだ。

おこがましいと思いながらも、マリナーズのTシャツを身につける。
普段は滅多に袖を通すこともない私にとってのお宝…だけど今日は特別だ。

「うぉーい!!…俺の服どこやったんだよ!」
脱衣所から叫ぶ凌ちゃんの罵声…
そんな大きな声出すと近所に聞こえちゃうじゃない。

あ、凌ちゃんの服、全部洗濯しちゃったんだった、、、

あんまり汗でべったべただから、思わず洗濯機に放り込んで私の制服と一緒に洗っちゃったぜ(汗)

「ごめん凌ちゃん、全部洗濯しちゃったあ」
「おいおい、まああんな汚ねえカッコしてた俺も悪かったしなぁ」
「ホントごめん、急いで乾かすから待っててね、あとココアも作ったしお菓子でも食べてぇ」
「おう………」

脱衣所までやってきた私を見て凌ちゃんがフリーズした。

「なあお前、その下……つけてる?はいてる?」

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