PiPi's World 投稿小説

後始末な人生も悪くないよねって思った
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 14
 16
の最後へ

後始末な人生も悪くないよねって思った 16

「おいおい、せがまれても今日はもう無理だぞ…一滴だって残っちゃいないんだから…」
あー男の人ってそういうもんなのかぁ

「うん分かるよ…だって凌ちゃんのさっきとは全然違うんだもん…」
エプロンを取った凌ちゃんのは、すっかり見えている。

「やだな、こんなモン見るなよ…すっかり小さくなってるから恥ずかしいよ、、」
確かにさっき迄とは別物みたいに可愛くなっている。

「ごめんね凌ちゃん」
「そんな謝ることないさ。こういうことだってあるんだなって」
「ありがと…何もないけど、まあゆっくりして行ってよ」

すべて私のせいだもんね。
晩御飯まで作ってくれて…

「冷蔵庫ん中にあったモンで適当に作った奴だ。しっかり栄養取ってまた明日に備えとけよ」

備えておけって…明日になれば元気になるってことなのかな?
そういった意味でいうなら私よりも凌ちゃんにその言葉をまんま返したい…
しっかり栄養取って、ちゃんとさっきみたいに大きくなって欲しいものね…

「だからそんな目で見るなって言ってるだろ…」
視線に気づいた凌ちゃんに軽くゲンコツされる。

「へへ、ごめんごめん…お兄ちゃんのもそんなだったなぁって、ちょっと思い出しちゃって…」
風呂上がりに我が家の男子はお兄ちゃんもお父さんも裸族だったからね…

「まったく、お前と俺は本来そういう関係でいちゃいけないのに…」
「私は凌ちゃんだったら何されても構わないよ」

ゴッ

「痛ああい!?女の子をガチで殴らないでよ!?」
「お前みたいな何度言ってもわからない奴はお仕置きが必要だからな…!」
「もう…」

「大体お前は危なっかしくて、俺じゃなかったら何されてたかわからないんだぞ?」
「凌ちゃんは心配してくれてんだね」
「当たり前だ。教師としてな」

「クス…何でも教えてくれる先生ってことねぇ…」
これからもいっぱい教わっちゃお☆

「ま、、まあな…」
満更でもなさそうな凌ちゃん…
こんな小さくなければ頼もしいところなんだけど…

「ご飯食べたらお風呂入る?湯舟掃除するね」
いつもシャワーで済ますので、湯舟に浸かるのは久しぶりだな…

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す