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イケメン高校生に転生して
官能リレー小説 - 学園物

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イケメン高校生に転生して 1

僕は見たこともない場所で目を覚ました。そこはきれいな花畑が無限に広がっていて太陽が輝いていた。
そして、すごく静かな場所だった。
ここはどこだ?僕は確か車に轢かれて死んだはず。
『はい。あなたは死にました。ここは死者と神様だけが暮らせる天国です。』
「だれ?」
『私は女神です。今はあなたの魂をどうするか検討中です。』
そして、人間の姿をしたすごくエロい恰好をしてるお姉さんが僕の目の前に現れた。
「検討中?」
『このまま魂を消されたいですか?それとも、もう一度やり直したいですか?』
「やり直すこともできるんですか?」
『ええ。あなたが望むなら。』
「なら、やり直したいです。出来れば女性にモテるイケメン男子になりたいです。死ぬ前の僕は地味な人生でずっと一人だったから。」
『わかりました。いいですよ。』



「どんな基準で、決まるんですか?」
『人間ごときには難しいと思うんだけど、要するに忍耐と信仰ね。よく勘違いする馬鹿がいて、生前の努力や才能や成功を誇示するんだけど、それって神への反逆に近いの。死後には博士号や金メダルさえも何の意味もないの。むしろ失敗して他者にチャンスを譲ったり、不遇に耐えて純粋に神に祈ってくれる子が尊いの。祈りと言っても、別に有名な宗教でなくてもいいの。夜空の星や心の中だけでもいいの』
「負け組や底辺の方がいいんですか?」
『だって、生前は苦難や試練に挑んだでしょ?もちろん素行や思想も考慮に入れるんだけど、少なくともあなたは合格』
『何か聞きたいことはありますか?』
「いえ、とくには、」
『それじゃ、始めます。人間界でまた会いましょうね。』
「え?どういうこと?」
僕の魂が女神さまの胸の中に吸い込まれた感じがした。
そして、その中で長いような短いような時間が流れた気がした。。
『ほら、起きなさい。朝よ。入学式に遅刻するわよ。』
その声を聞いて僕は目を覚ますと見知らぬ部屋にいた。
「あ、女神さま。」
「もう!寝ぼけてないで顔洗ってきたら!」
….….?
夢の続き?…
そうだとしか思えない。
こんな綺麗な女神さまが、これじゃまるで母さんみたいだし…

「あのぉ…僕はどうすれば?」
え…?
自分の声が違う…
本来の僕は舌足らずで、かなり劣等感を持っていたのに…

「ふざけてないで、さっさと支度!、朝ごはんもちゃんと食べて行くのよ!」
やっぱ女神さまは僕の母さんに成り済ましているってことなんだ…
まぁ夢だとしても、こんな綺麗な人が僕の母さんなら願ったり叶ったりだけど。

促されるようにして、洗面所に移動。
おっといけない…壁の向こうに先客がいたのか…
兄弟かな?…それにしてもイケメンだな…

「す、すいません…誰かいるとは知りませんで…」
え…?
ええ?
今、目の前のイケメンの口も一緒に動いた気がするんだけど…

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