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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 84

「慶太様。あの御嬢様とあの来瞳ですよ。制止など時間と労力の無駄ですよ」
「……」
「そう言えば『環菜も妹の相手をさせる気満々だからね』だとか『一度味わったら最後、抜け出せなくなるからね』とも言っておられた様な」
僕は頭を抱えた。
「何と申しますか、大変厄介な方々に好かれてしまわれたようですね」

文香さんは至って冷静、どこか遠くから僕らを眺めているような言い方である。
ぶっ飛んだ発言で悩みの種を増やしかけた来瞳さんとはやっぱり対照的だった。

「まあ、悪い方々ではないので」
「ええ、わかってます」
「困ったことがあったら制止とはいきませんけど、私であれば少しは落ち着ける時間を慶太さまには提供できると思います」
「助かります」
「メイドの性格もそれぞれです。何も来瞳のようなのが大多数というわけではないのです」

何か来瞳さんみたいのは大多数ではないけど例外中の例外レベルというわけでもなさそうな表現だなあ。その辺を聞いてみたら。
「……まあ、何処にでも多少は変わり者はいるものです」
他にも変人的なメイドがいる事は否定しなかったよ。
「ところで、明日は御嬢様が此方にいらっしゃるそうです」
「分かりました」
楽しみな反面、何か嫌な予感がする。変な事企んでなきや良いけど。
ちなみに文香さんは特に問題を起こさずのんびり平和にその日は幕を閉じた。


次の日、学校は特に何か起こる事もなく平和に終わった。
先週の一件の後初めての体育の授業があって、新しい先生が担当することになった。前任者と比べ評判は上々。良い人だと思った。

今日はメイドさんが来ていない。この後英里紗さんがやってくると文香さんから聞いた。環菜さんや結花さんも一緒なのだろうか。
僕は彼女たちがやってくる前に宿題を済ませて到着を待った。

宿題が終わって数分が経ったところで玄関の方から音が聞こえた。おそらく英里紗さんがいるだろうけど他には誰かいるんだろうか?
そしてリビングの扉が開いた。
「慶太〜。来たわよ〜」
「いらっしゃい英里紗さん。ところで他にも誰かいそうですけど結花さんですか?環菜さんですか?」
「さあ、誰だと思う?」

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