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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 79

「まあ、慶太の下着とかを手にしたりするのは必然だし、裸やそれに近い物を目撃されてしまう事もあり得るな。それで慶太の見た目とアレの凶悪さのギャップにやられてしまったり、邪魔も入らず自分、若しくは自分達しかいないって事をメイド達が意識してしまったら……結花の心配も杞憂とは言い切れないな」
「そうよね〜。最初からエッチする目的でラブホに来てたとはいえ、暴走して慶太を押し倒して童貞を奪っちゃった結花が言うとなると可能性は否定出来ないよね〜」
「しょ、しょうがないじゃない!慶太くんは可愛いんだもん!」
「それから英里紗、仮に慶太に迫られた場合メイド達は拒否しきれるのかな?」
「慶太とするのは絶対に禁止にしておくし慶太が力ずくって事はまず無いけど、慶太が意識しちゃってるって気付いたらどこまで雌の本能に抗えるかというと……結花の例も有るからなあ」
「いっそ慶太の性欲処理用の女を用意するか?」
「はあ?!環菜何言ってるの?!」
「そもそもメイドが来るのは私達が此処に来れない時だよね。もし3人揃って来れない日が続くと慶太も溜まる物が溜まっちゃうよ。私達だって常に暇って事は無いし、生理だってあるんだから」
「まあ、下手な女と関係持って問題が発生する位なら予め代役や予備を作っておくのも手と言えば手ね」
「いや、ちょっと英里紗!?」
「じゃあ結花。アンタは慶太無しの日が続くのは何日迄なら耐えられる?1週間すら発狂して持たないレベルでしょ?そんなアンタが慶太に何日女断ちさせられるの?」
「それに実際は誰か1人位は常に動けるかもしれないけど、1人だと対処しきれるかなあ?1日2日程度なら独占出来てラッキーってなるかもだけど連日ともなると私達の身体が持たないかもね」
「……」

結花さんは黙って俯いてしまった。
「私だったら喜んでやるわ!」と息巻きそうな印象もあったんだけど、僕が相手した時には最終的にヘロヘロになっている結花さんだから、それを想像したのかもしれない。
もっとも、僕はそこまで欲求不満を拗らせるような人間ではないと思っている。毎日女を抱いていないと足りない、ムラムラして仕方がない、そんなことは全くないし大丈夫ですって…と言いたいところだったのだが。

僕は結花さんの後頭部に手をやって、そっと撫でてあげた。結花さんと目が合うと嬉しそうに微笑んでくれた。結花さんも僕の頭を撫で続ける。どちらも言葉を発する事無くただ見つめ合い、撫であった。

「ねえ、いつまで2人だけの世界に浸ってるの?」
「うー。結花ばっかりズルいー。慶太ぁっ、私ともラブラブしようよー」
「もう、愛し合う2人の邪魔するなんて野暮よ」
「とりあえず代わりなさいよ結花。私も慶太に膝枕してあげるから」
「私もしたいってば。てか、珍しいね環菜。膝枕をしたがるなんて」
「良いじゃん偶には。私だって純粋にラブラブしたくもなるわ。この2人に当てられたのよ。佑菜に自慢するネタも増えるしね」
「あ!ねぇ、慶太ぁっ。私も膝枕してあげるから私にも膝枕してよ」
「あら、良いわねそれ。私も男の子に膝枕された事無いし」
「待ちなさい!慶太くんに膝枕してもらう?!そんなの許さないわよ!まずは私からだからね!」
いつの間にか誰が僕を膝枕するか、或いは膝枕してもらうかに話題が移行して、3人以外の女性云々は有耶無耶になった。


「ふう…………うーん…?」
嵐のような騒がしい時間から1時間ほど経って、部屋、というかこの新しい自宅に僕一人という状況になった。
3人の美人な先輩はまだここで同居する準備ができていない、と言って去っていった。まだしばらくはその時は訪れないということなのだろう。
しかし一人きりだとなんか寂しい。

ピンポーン

来客を告げるインターホンが鳴った。
あの3人の誰かなら鍵が開いてれば堂々と入ってくるから、違う誰かの来訪だ。
なんかめんどくさい業者とかだったらどうしよう。実家の時も嫌だったのに。
そんな気持ちを抱きながら玄関に向かい恐る恐るドアを開ける。

「慶太さまぁ、本日慶太さまのお世話を担当いたします橘家メイドの来瞳(くるみ)と申します〜」
「あ、ああ、どうも…」
メイドさんと言えばこれ、みたいな格好のフリフリの衣装をまとった方が来た。お人形さんみたいで可愛い。

……と、その後ろに以前運転手でお世話になった佳奈さんがいる。いったいなぜ。

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