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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 63

というわけで、今週末に僕の引っ越しが決まる。
僕が一人暮らしするマンションは先輩方の家からも近く、かつ学校にも近くなる。そういうことではいいことかもしれないが、何しろ一人暮らしなんてやったことないから不安でしかない。

「私たちが用事で行けないときはうちのメイドが手伝いに来るよ。料理掃除洗濯に関してはスペシャリストだからどんどん頼ってもらっていい。ただし性的サービスは禁止」
「は、はあ」

「そんなモノは必要無いよね。私が全部受け止めてあげるよ」
「いやいや、無理だって。さっきだって返り討ちにあったじゃないの」
「この可愛らしい姿でとんでもない猛獣なんだからさあ」
「一旦暴走モードに入ったら最後、3人がかりでも勝てないんだよ」
「ううっ、英里紗、ちゃんと釘刺しといてよ」
「言われるまでもないけど、彼って母性本能をくすぐるからねえ。御世話するのが仕事のメイドには堪らないでしょうね」
「その最たる例が、結花だよね。もう過保護の激甘じゃん」
「猫可愛がりも良いところよね」
「ベッドの上じゃ逆に可愛がられてるけどね」
「あ、あの、もうその辺で……」
親の前でとんでもない会話をする3人。僕にとっては酷い羞恥プレイだけど目の前でそれを聞かされる親はどうなんだろうか?
「と言うか、良いの?親としてこんな話を認めて」
「だって、毎日ウチで騒がれても困るしねえ。ご近所の目もあるし」
「まあ我が家に損は無いし、下手に抑え込もうとしてもそのうち大騒動が起きそうだもんなあ」
「学業は責任持って行わせますって言うし」
「まあ、犯罪行為をするわけでも無いからな。それに……」
僕を手招きしてヒソヒソ話にする父。
「会社勤めの身で、あのお嬢様と揉め事は起こせん」
「堂々と正面から話を付けようとするだけマシよ。下手に拒否したらそれこそどんな行動にでるか……」
「元々、祖父にあたる会長が甘やかしてかなりの我儘お嬢様だったらしいからな」
「実際、最近の旅行だの何だのもあの子の差し金なんでしょ?」
「…………」
英里紗さんを下手に怒らせたくないという2人の気持ちも理解できる。2人は知らないだろうけどつい最近の吉永の件もあったし、英里紗さんがその気になったらかなりの無茶が通るのは事実だ。
「将来はどうなるか分からんが、最悪破局するにしても出来るだけ円満に、穏便に、頼むぞ」
「あれだけの女の子が3人もいるんだから浮気なんかしたら承知しないからね」
「あのお嬢様にここまでさせるとは、我が息子ながら感心して良いのか呆れて良いのか……」
「ま、何事も程々にね」
僕はもう何も言えませんでした。

という感じで慌ただしい朝を過ごし、父さんは仕事に出て僕らは学校に向かう。

学校までは先輩方3人と一緒で英里紗さんや環菜さんにはイチャイチャされまくったが、校門が近づくころには距離が置かれさも他人のような空気を作り出した。この辺が3人ともとても上手に感じる。この関係は学校には大っぴらにはしまいという意思が伝わるし僕もそう願っている。

その日の昼休みには英里紗さんからメールが来て、マンションの場所と引っ越しの計画について教えてもらった。

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