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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 59

帰宅してから結花さんとの電話で色々聞きたかったけど詳しい事は教えてくれなかった。ただ結花さんの口ぶりから吉永の事は英里紗さんの力だけでではなく環菜さんによる情報によるところも大きいらしい。なんでも環菜さんも学校関係者に関してかなりの情報通との事。そういえば3人は僕が水着フェチだという事も知ってたんだっけ。
その後の英里紗さんとの電話でも何をしたか、吉永がどうなったかははぐらかされてしまった。代わりにという訳では無いだろうけど、僕と吉永のやり取りに関して結花さんがブチ切れてたと教えてくれた。またその時の会話の一部が、

「ねえ英里紗」
「アイツを潰せとでも?」
「何か問題ある?」
「全く無いわね」
「急いで。慶太くんが危ないわ」

だそうだ。本当はすぐさま僕の所に行きたかったらしいけど、僕に対して激甘で過保護の結花さんがどんな発言、行動に出るか分かったものじゃないからという事で押し留めたとの事。代わりに対処を急かされたとも言っていたけど。

「結花の剣幕に押されてこっちもバッタバタだったわけで、ちょっと疲れた。まあ気持ちは結かと一緒だから、慶太のことはなんとしても守るのが先決だけどね。これからも、困ったことがあったら相談してね」

と英里紗さんは言って、会話は終わった。
ありがたいんだが大げさなことは避けたい気持ちも強い。

『慶太くんに酷いことをする奴は潰す』

ただ、あの環菜さんの一言は本物だったんだなと思い知るのだった。


次の日、学校帰りにコンビニに寄った。
毎週楽しみに読んでるマンガ雑誌を買うためだ。
本棚から一冊取ってレジへ持っていき手早く会計を済ませ、さあ帰ろうと思ったその時。

「ケータくんだよね?」
「はっ!?」
いきなり女の子に声をかけられた。隣の学区の中学の制服。中学生にくん付けで呼ばれるような知り合いなんていない。

「んー?」

その顔をまじまじと見てしまう。環菜さんを色白にした感じで、よく似ている。そう言えば妹がいるとかって言ってたっけ。お姉さんほどじゃないけど胸の膨らみはなかなか凶悪だ。

「えっと、環菜さんの……?」
「ピンポーン!阿久津佑菜です!お姉ちゃんがお世話になってます!」

「い、いえ、こちらこそ。ところで何故僕をご存知で」
「お姉ちゃんが携帯で撮った写真見たから。お姉ちゃんとこの制服でその顔だったから多分そうだろうなーと思って」
「そ、そうですか」
まさか写真ってエロいヤツじゃないよな?
「ところでそっちもよく私が阿久津環菜の妹って分かったね」
「お姉さんを色白にしたらソックリだからね」
口に出来ないけど身内の女性はみんな胸が大きいって言ってたし。
「なるほどね。確かに顔は似てるもんね」
納得してくれた佑菜ちゃん。そして彼女は僕を興味深そうにジロジロとみている。
「あの、何か?」
「いや〜お姉ちゃん達のお気に入りの男の子がどんな人かと思っててね〜。聞いてた通りの人っぽいなあと思ってさ」
聞いてた通りのってどんな風に聞いてるんだ?それにお姉ちゃん“達”?
「こないだ英里紗さんと結花さんが家に来てたんだけど、慶太くんは可愛いって連発してたからさ、メッチャ興味あったんだ〜」
「可愛い可愛いって言われるのは正直微妙なんだけど……」
男にとっては可愛いって褒め言葉にはならないよね。

「でもお姉ちゃんたちがそうやって男の人の話するのってあんまり聞かないからケータくんはすっごくお気に入りなんだなぁ〜って思ったよ」
「そうなんだ…」
楽しそうに話す佑菜ちゃん。そのたびにプルン、と弾む胸に視線が行ってしまうのは男の悲しい性だな…

「で、何処までいってるの?」
「何処までって?」
「鈍いなあ。ぶっちゃけ、エッチしたの?」
「な?!」
「少なくともキスくらいはしてるよね〜。皆、否定しなかったし」
「ちょ、ちょっと?!」
こんな所で誰に話を聞かれるか分かったもんじゃない!僕は彼女の手を引いてその場を離れた。

近くの公園のベンチに座って話を続ける。
「あんな所で変な話しないでよ、学校の人に聞かれたら大騒ぎになるんだから。君のお姉さん達は男子に大人気なんだから、どんな騒ぎになるか……」
「で、最後迄いってるの?」
「まだ、その話終わってないの?」
「当然、第一姉の貞操に関わる話だからね、妹としてはハッキリさせとかないとさ」
ニヤニヤして佑菜ちゃんが言う。一理無くも無い言い分だから言葉に詰まる。
「で、お姉ちゃんのオッパイの揉み心地はどうだった?」
「ちょっとちょっと?!」

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