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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 47

「そうだ、ねぇ…テラスの方に出てみない?」
「えっ?」
「そうね、折角のホテルだしやってみる?」
「うーん…まぁ、だいぶ暖かくなって来たし大丈夫かな」「なら行きましょ!」

おやおや?先輩達が何か良からぬ事を思い付いてしまったようだぞ。

「えっと…もしかして外に出る気ですか…?」
「大丈夫よ、この部屋なら覗かれないから」
「ほら、外にミニプールあったでしょ。せっかくだし皆でアレに入りましょ」
「貸し切りナイトプールね。いいんじゃないかしら」

みんなスルスルと寝間着を脱ぎ捨てると手早く裸になってしまう。
最早、僕の目の前で脱ぐ事に一切の迷いが無くなっているようだ。
そして当たり前のように僕のパジャマも脱がされ裸にされてしまった。

「さっ、行きましょう」
「ちょっと待ってください。プールに入るならさっきの水着を着てくれませんか?」
夜に全裸でプールに入るというのも、それはそれでアリだけど折角だから、あの水着でプールに入って欲しい。流石に人目がある所で着てもらうのはちょっと大胆なのだからね。
「慶太くん、本当に水着好きなのね」
「まあ、慶太くんのご希望なら良いけど……滅多に無い機会だから素っ裸でプールに入ってみたいのよね〜」
確かにその言い分には一理ある。僕もそれはそれで滅多に体験出来ないシチュエーションだから心惹かれる物があるのは事実。皆んな全裸で夜のプールで遊ぶのも悪くない。まあ、さっき水着を着た3人と一戦交えられたんだし良いかな…………と思ってたんだけど、環菜さんが明らかに何か企んでいるのが分かる、怪しさ全開のニヤニヤ顔で僕を見てる。
「ねえ、慶太くん。慶太くんのお願い通り水着着てあげるから〜慶太くんもお願い聞いて欲しいな〜」
「何か嫌な予感するんですけど」
「大丈夫、大丈夫。簡単な事よ」
そう言って環菜さんはこの場を離れた。すぐに戻ってきたがさっきの水着を右手に、そして何かを左手に持っていた。
「私達はさっきの水着着るから慶太くんにはコレ着て欲しいんだけど」
そう言って環菜さんが僕に差し出した左手に持っていたのは昨日着させられたあのバカ水着だ。
「コレをまた履けと?」
「そ、お願いね」
「環菜ナイス!」
結花さんが大喜びしつつ、2人はさっきの水着を着た。そして大はしゃぎで僕におねだりしてくるのでため息をつきながら渋々昨日のトンデモ水着を履いたのだった。

「本当、凄い水着よね」
「慶太くん、素敵よ」
環菜さんは目をギラギラさせ、結花さんはうっとりとしている。内心溜息をつきつつ僕等はミニプールへと向かった。

外はそれほど肌寒くはなく、ミニプールは水、というより露天風呂のような感じ。オープン前の施設なのでライトアップされてるわけではなく真っ暗なのはなんともいえないけど。

「あっ、なんかあったかいじゃん」
「これはこれでいいわね」
プールの中に入ると環菜さんと結花さんに挟まれる。2人ともイチャイチャ度全開だ。

「あの、お2人共。この広さでわざわざ僕に引っ付かなくても良いのでは?」
「何言ってるの暗くて怖いわ」
「寒いんだもん。人肌で温め合いましょう」
ライトアップされてないとはいえ完全なる闇と言う程でもない。すぐ近くに部屋の明かりが有るから周りが何にも見えない訳では無い。そしてさっきプールの水があったかいという話をしてたのは何だったのか?それなのに2人して僕の左右から腕にしがみ付き頭を僕に乗せている。
「いや、それなりに見えますし、あったかい温水じゃないですか」
「そんな野暮な事言わないの」
「私達が慶太くんにくっ付きたいんだもん」
「そもそも若い男女がこんな良い雰囲気でくっ付かない方が問題よ」
「……慶太くんは嫌なの?」
「その質問はズルいですよ」

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