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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 36

車はしばらく街中を走り、少し車通りと家々が疎らになってきたところで視界に大きな施設が見えてくる。

「思ったよりも豪華ですね」
「外観はね。中に入れば普通だと思うよ」

オープン前と言うだけあって駐車場はガランとしていてスタッフやメンテナンス業者のものらしき車が数台停まっているだけだった。
佳奈さんが車を止め、英里紗さんを先頭に車から降りていく。

「では、ごゆっくりお楽しみくださいませ」
「佳奈さん、明日の夕方にお迎えいいかしら」
「畏まりました。では明日のこの時間くらいにお迎えに上がります」
「よろしくね」


「慶太さん、でしたっけ」
「は、はあ」
車を出たところで佳奈さんに声をかけられた。運転している時は顔がよくわからなかったが、小柄で思ったより若くて可愛らしい女性だった。

「お嬢様に気に入られたようで何よりです。今後ともよろしくお願いしますね」
「あ、アレで気に入られたんでしょうか」
「以前はもっとワガママが酷かったんですから。だいぶ落ち着いてますよ?」

「そうですか」
「では、私はこれで」
そう言って佳奈さんは去って行った。

そして施設内に入ってお待ちかねの水着選びタイムである。
「いっぱいありますね」
「それはそうよ。世の中には色んな体格の人がいるんだから」
「それに女性はデザインに拘る人も多いからね」
「で、今着るのは兎も角、後で着る分まで借りちゃって良いの?」
「良いわよ。私が認めます」
「さっ、慶太くん選んでね」
「どんなの選ぶのかしら?楽しみね」
案外プレッシャーがかかるな。とりあえず今着るのは程々にしておこう。他人の目も有るし、普通に遊ぶ為にある程度しっかりした物でないとポロリさせちゃ拙いからね。
僕は無難に通常レベルのビキニタイプを選んだ。
「思ったより普通ね。もっと大胆のでも良かったのに」
「動き回る事と他人の目を考えると、これ以上は危険と判断しました」
「その分、夜の方は遠慮無しで選んだのかな?」
「……まあ、お言葉に甘えて」
「そっちは後のお楽しみね。まずは普通に遊びましょう」
「了解〜」
という事でまずは健全に遊ぶ事になった。

「うわ〜っ!すっごい広いじゃ〜ん!!」
環菜さんが小さな子供のような無邪気な声をあげる。
「ふふ、橘グループ史上最大規模の広さを誇るリゾートプール施設だよ!」
英里紗さんはドヤ顔で胸を張る。
「広さとか中身は今はいいんじゃない?慶太くんがいるんだもの」
「結花、さりげなく独り占めしない!」
「そうだそうだー」
僕の手をそっと握った結花さんに、環菜さんと英里紗さんがすぐに反応した。

僕達はペアでウォータースライダーを滑ったり流れるプールをゴムボートでノンビリと一周を3人とそれぞれやったり、ビーチボールで遊んだりプール内で鬼ごっこしたりと色々やって楽しい時間を過ごした。

そしてレストランでの夕食を済ませて僕等は本日の客室であるスイートルームへと向かった。
「うわ、広っ」
「豪華ねえ」
「それより、慶太くん。どんな水着にしたのかな?」
「……では、コレを」
僕は3人にそれぞれ中身の見えない袋入りで水着を渡した。
「じゃ、着替えてくるね〜」
「楽しみね」
「どんなの着させられるのかな〜」
僕は3人が着替え終わるまで携帯を弄って過ごす。

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