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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 34

「んー、そうね。慶太くんのご両親に2泊3日の旅行で設定しても良かった。まあ今言っても遅いけど…」
英里紗さんが腕組みして思案顔。
「だったら今夜からは慶太くんを私らの中の誰かのお家にご招待しようよ!」
環菜さんが提案を出す。
「名案だけど、ウチは除外してね。親もいるしそんなに広くないから…………(慶太くんだけだったら大歓迎なんだけど)」
結花さんはそう言う………なんかボソボソ独り言のように喋ってたけど、最後の方はよく聞き取れなかった。

「そうだ、逆に私達がホテルに泊まりに行けばいいじゃない」
「あーそれでもいいっか」
「まあ、場所変えるのは悪く無いかも」
何か3人の中で話が纏まっていく。
「とするとどこがいいかな」
「そんなに遠くなくて遊べる所がいいよね」
「オッケー!今調べるわ」
結花さん達はスマホを取り出すと凄い勢いで検索し始めた。
「えーっと、僕は色々片付けて来ます」
今日は両親が帰ってくるのに情事の痕跡を残して泊まりで出掛けられない。何処にするかで盛り上がっている3人を他所に僕は大急ぎで後始末に着手するのだった。

途中で我に返ったというか、僕が後始末に追われている事に気づいた3人も参加してとりあえずは片付いた。風呂場は最初からほぼ問題無いから、あとは僕の部屋とリビングだけで4人がかりならそれ程の時間は取られなかった。
で、一仕事終えた僕等はリビングで軽くお茶菓子で寛ぐ。そして僕は訊ねた。
「で、この後の行き先等は決まったんですか?」

「そうそう、こことかどうかな?」
英里紗さんが僕にスマホの画面を見せてくれる。
「宿泊施設付きのリゾートプールみたいな感じですか?確かに良さそうですけど知ってる顔にでも見られたらすぐ噂になってしまいそうですよ…」
「残念、ちょっと違う」
「はい?」

「ウチのグループの傘下で今度オープンする施設なんだけど、まだ正式オープン前だから一般客はいないのよ」
「は、はあ」
「で、今日此処を使って良いって」
「しかも宿泊込みでタダなんだって」
「はあ?!」
大きい流れるプールとか有るしウォータースライダーも何本も有るんだけど……
「代わりに使い心地とかの感想が欲しいって」
「今日は試運転で問題点が無いか確認する日で調査員がチェックするらしいよ」
「だから他にも多少は人がいるけど、機密保持とか問題あった時とかの箝口令の為に関係者しかいないそうよ」
「まあ難しく考えないで私達は普通に利用、つまり普通に遊んで何かあれば報告するだけのモニターって考えてもらって構わないわ」

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