PiPi's World 投稿小説

憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 31
 33
の最後へ

憧れの先輩3人組は… 33


翌日の土曜日。
「んっ」
暗い中気付くと何故か身体が、特に腕が重く感じた。何かが纏わりついているような感覚だった。
首を右に向けると目の前には英里紗さんがいた。そして左を向くと環菜さんがいた。夜中に気が付いて僕の布団に潜り込んできたのだろうか?2人はそれぞれ僕の腕を掴んで寝ていた。そして用意した別の布団には入らなかった様だけどしっかり枕だけは確保して使っている。

これぞまさしく両手に花って奴なのだろうか。いやでも、ちょっと痛い。お二人とも僕が寝てる間に潜り込んできて、こうなった、と…予感はあったけど、たぶんないだろうなと思っていた僕は甘かったのだ。

「おっ」

リビングに明かりが灯る。

「起きた?おはよう。あの後2人とも潜り込んできたのね」
結花さんは先に起きていた。可愛らしいキャラ物のエプロンをつけている。

「おはようございます」
「もうすぐ朝ごはん出来るからね。さあ、2人も起きてよ」
「ん〜?」
「……はぅ?」
結花さんの呼び掛けに2人も目を覚ました。
「……ああ、慶太おはよう」
そう言って英里紗さんが僕にキスをしてきた。
「ちょ?!英里紗さん?」
「どうしたの?おはようのキスしただけじゃない?」
「じゃあ私も〜」
そう言って環菜さんも僕にキスをしてきた。するとそれを見ていた結花さんが不機嫌になり、
「慶太くんおはよう!」
そう言って僕にキスをしてきたのだった。

しばらくそのイチャイチャが続いた後、結花さんは朝食の準備に戻り残る僕らは片付けと着替え。というか環菜さん裸でリビングまで移動してたのか。

「どうぞ」
「ありがとうございます」
結花さん手作りの朝食。トーストにハムエッグ。いつもの朝とは違う雰囲気だけど、これもいい。
「慶太くんはコーヒー派?紅茶派?」
「ええと…紅茶でお願いします」

「私、コーヒー」
「私は紅茶ね」
「はいはい」
マッタリと4人で楽しむ最高の朝食だ。
全員食べ終わって後片付けを済ませたところで3人に訊ねる。
「ところでこの後はどうするんですか?ウチの親は1泊2日の旅行なんですよね?夕方か夜には帰ってくると思いますけど」
昨日が金曜日だから明日の日曜日迄の2泊3日でも良かった気がするんだけどなあ。まあ、頂いた側が贅沢を言える厚かましい立場には無いけどさ。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す