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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 32

環菜さんも英里紗さんもとても良い人だというのは僕もなんとなくわかる。結花さんと2人の関係もとても良いものだというのはよくわかる。

その時
「んんっ、慶太ぁ、もう無理ぃ、もうイっちゃったからぁ…」

英里紗さん、いったいどんな夢を見ているのか。
「慶太くん、かなりの性豪ね」
「夢にまで出てくる僕っていったい…」

気を取り直してシャワーを浴びてこよう。
「すみません。とりあえずシャワーでも浴びてきます」
「いってらっしゃい」
結花さんに送り出されて僕は浴室へ向かった。

ジャーーーーー
「ふう」
色々な汚れが洗い流されていく。身体中のベタつきが取れていきサッパリする。
ついでに湯に浸かった。疲れた身体に心地良い。この後はどうしよう?とりあえず客用の布団でも出すかな。僕は暫く1人でぼーっとお風呂で過ごすのだった。

英里紗さんは夢の中でも僕とよろしくやってるみたいだが、僕にとっては今まさにこの瞬間が夢のように感じている。クラスでも目立たない人間の僕が校内トップクラスの美少女の先輩たちと濃密な時間を過ごしているわけだから…


「慶太くん」
「はっ、へっ!?」
突然浴室の外から結花さんの声がして現実に引き戻される。まさか…

「慶太くん、どこで寝る?」
「あ、ああ、あの、客用の布団でも出して、とりあえず…」
「環菜をベッドの端っこに動かしたから慶太くんのスペースは確保できたわ」
「結花さんはどうするので…」
「私は床でざこ寝でもしてるわ、慣れっこだから」
「い、いや、さすがにそれは…!!」

流石にそんな事はさせられない。僕としても男としての意地とか見栄がある。
「今出ます。そしたらリビングに布団を用意しますから」
「別に大丈夫よ」
「そうかもしれませんし、一晩位でどうこうなるとは思いませんけど、僕が我慢ならないんです」
「……はあ、分かったわ。まあ、慶太くんの面子もあるからね。お言葉に甘えるわ」

僕は浴室を出てリビングに4人分の布団を用意した。使わないかもしれないけど環菜さんがリビングにやって来る事もあり得るから一応用意した。

英里紗さんはソファーで横になったままスヤスヤと眠っていた。たまにムニャムニャ何か言ってるみたいだったけど、それはあえて気にしなかった。

「英里紗くらいだったら簡単に持ち上がるんじゃない?」
「起こしちゃうといけませんし、このままにしておきましょう」
「慶太くんは優しいわね」
「そんなことは…」

結花さんが布団に横になり、僕はその隣で同じようにする。
「今日も一日お疲れさま」
「はい、おやすみなさい」

結花さんとともに眠りにつく。
長かった一日がようやく終わりを告げたのだった。

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