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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 128

「ふふふ、慶太くんが口でそう言っても、こっちの方が求めているかもしれないんだよ?」
「ま、まさか、っ」
英里紗さんは僕の股間に向けて指をクイクイ動かしながらニヤニヤと笑っている。
この人は、まだ僕を試そうとしているのか。
確かに皆さんとても魅力的な人で、すごくよかったのは認めますけど…これ以上に知ってる人を巻き込むとなると…

「慶太にとっても私たちにとってもいいことしかないと思うんだけどな。そう言う存在、なんぼあっても困らないでしょ?」
「そんな最近話題の芸人風に言わなくても」
「まあ、いいじゃないの」

そんなやり取りを交わしていると、玄関の方からにぎやかな声がしてきた。

「アレ?何で2人で盛って無いのよ?」
「だから言ったでしょ。英里紗は兎も角、慶太くんは節操という物を知ってますから」
「ちょっと、英里紗は兎も角って何?」
「じゃあ慶太くんに何もしてないの?何かしようとして失敗したんじゃないの?」」
「良く分りましたね結花さん」
「ふんっ。自分でも短時間でも2人きりになったら何かしらするだろうからって思ったんでしょ」
「で、英里紗は何したの?」
「狸寝入りですよ、環菜さん」
「何やってんのよ。もっと色っぽい格好でやりなさいよ。いや、いっそ犯りなさいよね!賭けに負けちゃったじゃないの!」
「いや、下校して間もなくでエロい格好で寝てるのは不自然過ぎるし、英里紗さんに帰って来た僕を襲えって言ってもそんな煩悩塗れな人じゃないですよ。て言うかそんな賭けしないで下さい」
「ううっ、この失礼な2人と違って慶太は本当に良い子だね!」
「慶太くんが英里紗と違って良い子なのは当たり前よ。それに実際に英里紗は仕掛けてたんでしょうが」
「まあまあ」
この3人によるコミュニケーションだろうけど念の為にこの辺で切り上げておこう。
「何か久しぶりに4人で揃った気がしますね」

「そうねー、この1週間は禁欲生活だったからねー」
「いや今週ガッツリ会ってたしやったじゃないですか、英里紗さん」
「毎日へとへとにならないようちゃんと配慮したのよ」
「結構きてますけどね…結花さん…」
ちょっと危ないところを塩谷先生には気づかれていたみたいだし。

「さて、そんな疲れを吹っ飛ばすためにまずは美味しいご飯からだね!」
環菜さんが食材の入ったビニール袋を持ってキッチンへ向かう。それに結花さんが続いた。

「慶太くんは英里紗の相手をお願いね」

「ねえ、それって私に対する気遣い?それとも厄介払い?」
「慶太くん、英里紗をお願いね」
「悪さしない様にしっかり見張ってくれたまえ」
「あ、あんた達ねえ」
「まあまあ」
噂のメシマズ振りを見てみたい気もするけど、本当に洒落にならないくらいに酷いらしいから大人しく諦めよう。
僕は英里紗さんの御機嫌取りも兼ねて英里紗さんと腕を組み英里紗さんの部屋に向かった。なんだかんだ言っても、ラブラブ系が好きだと言う英里紗さんはあっという間に機嫌良くなり大人しくなった。そればかりか途中から頭を僕に寄せて更に密着度を増す始末だ。
……腕を組んだ瞬間の結花さんの引きつった表情と一瞬の驚きの後のニヤニヤしだした環菜さんの表情は見なかった事にして。

英里紗さんの部屋に入ると組んだ腕を引かれベッドにダイブ。
そのまま抱きつかれ英里紗さんに髪の毛をわしゃわしゃされる。そう言えばそろそろ切らないといけない頃かも。だいぶ伸びてきたもんな。

「慶太ぁ〜♪♪」
「はいはい、甘えん坊な子猫さんですねぇ」
「慶太がイチャイチャしてくれるのをずっと待ってたんだぞ〜〜」

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