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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 118

佳奈さんも言っていたけど変わり者のメイドさん達が多数いて英里紗さんがいる。其処に環菜さんや結花さんが加わったりしたら……いくら母親はまともでも変わり者だらけの環境にいたら常識という物が欠落しかねない気がするんだけど。
佳奈さんも顔が強張っている。
「ありがとうございます慶太さん。色々考えてみますね」
大真面目で僕に御礼を言う佳奈さん。これは未だ見ぬメイドさん達にもまだまだ変わり者が多そうだな。
「えー大丈夫ですよ。私達にお任せ下さい」
「そうですよ。大船に乗った気持ちでいて下さい」
「……」
「……」
泥舟に乗った気持ちの間違いじゃ、とは口に出せませんでした。

まあそんなこんなで晩御飯が出来上がる。
一癖も二癖もある橘家メイド勢ではあるが皆さん料理の腕前は抜群で、今日もとても美味しく頂けた。
まあ、双子に挟まれ「あ〜ん」の連続だったのは…佳奈さんも何故止めなかった。

「ごちそうさまでした。とても美味しかったです」
「慶太様のお口に合うモノなら、毎日でも作ります!」
「ホントはデザートが一番自信あるから、またごひいきに!」

「「で」」

「お風呂はどうされますかぁ、慶太様♪」

「はぁ、じゃあ僕が先に入りますから3人は後からどうぞ」
「おおっ!」
「畏まりました!」
「わ、私もですか?!」
「どうせこの2人は止まりそうに無いし佳奈さん1人除け者状態もなんですから」
本気で嫌なら拒否するだろうし、多少強引に話を進めた方が佳奈さんにとっても良いだろう。今日は双子の監視だけで終わるのもアレだし。
「……」
黙り込む佳奈さんとハイテンションの双子を他所に僕はサッサと風呂に向かった。

僕が風呂に浸かって数分後、脱衣所が騒がしくなり更に2、3分たって扉が開いた。

「はい、慶太様っ、私たち和瀬ツインズが慶太様にしっかりご奉仕いたします!」
「ふふふ、慶太様のお肌すべすべで羨ましいですねー」
「2人とも過剰なスキンシップしたらつまみ出すわよ」
テンションの高い双子に対し冷ややかで容赦ない佳奈さん。
双子は佳奈さんと背は同じくらいで、胸も佳奈さん並み…美人に囲まれて下半身が熱くなる。

僕の左右を双子が陣取り、真正面に佳奈さんが座った。
「全く。はしゃぎすぎよ貴女達。慶太さんはそれこそ将来“旦那様”とか“会長”とお呼びする事になるかもしれないお方なんだから、もう少し控えなさい。この方自身は温厚で寛大だけど英里紗御嬢様達に悪い虫判定されたらあっという間に地獄行きよ」
うん。本気で怒らせたら破滅確定するよね。
「大丈夫ですよ。『慶太を怒らせない範囲内でなら多少はっちゃけても良いわよ』との言質を頂いております」
「ああ、あと『あくまで慶太は貴女達にとって主に当たる存在という事を弁える様に』とも言われましたけど」
「絶対に弁えてないでしょうが。言っておくけど御嬢様の御親友の環菜さんと結花さんも慶太さん絡みで怒らせたら危険よ。ある意味御嬢様を怒らせるよりタチが悪いから」
僕に過保護の結花さんと、何しでかすか全く読めない環菜さんは、確かに怒らせると厄介どころの騒ぎではないね。

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