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憧れの先輩3人組は…
官能リレー小説 - 学園物

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憧れの先輩3人組は… 12

結局そのまま僕達は学校へ登校してしまった。
流石に4人揃ってタクシーで学校に乗り付ける事は無かったが、学校近くでタクシーから降りるとそれぞれ別々に登校する事となった。
先輩達はそれぞれ学校近くに部屋を持っているらしく、僕の精液が掛かった制服や昨日から替えて無い下着等を取り替えてから登校すると言っていた。
僕にはそういった備えは無いので一足先に普通の遅刻として登校する事になってしまった。
先生には普通に注意され、クラスメイト達には遅刻を珍しがられたがそれ以上の詮索はされなかった。
クラスの皆もまさか僕があの先輩達と一晩セックス漬けだったなんて想像もしないだろう。
そしてこの日は何事も無く学校生活を終えた。
次の日も…その次の日も…。
気が付くと先輩達との一夜から数日が過ぎ終末、金曜日の放課後になっていた。
あれ以来先輩達とは学校での接触が一切無くなっていた。
廊下で見かけても知らない他人のように素通りされた。
まるであの一夜が僕の妄想だったかのように思えて来る程だった。

きっと先輩たちは一夜限りの関係と割り切って僕を誘ったのだろう。そして今夜はまた別の男子を探して校内をうろついているのかも。もしかしたら校外へ出ているかも。そう思いながら帰り支度をして、さっさと帰ろう、そう思っていた。

トントン

「え?」

靴箱に入った自分の靴を取ってはこうとしたその瞬間、不意に肩を叩かれた。
振り向くと―3人組の一人、英里紗さんがいた。

「元気してたかい、慶太くん♪」

「は、はい」
「ちょっとお願いがあるんだけど良いかな?」
「はあ、何でしょうか?」
「いや寄り道せずにまっすぐ家に帰って欲しいんだ。お願いだよ」
「まあ、別にそのつもりでしたから構いませんが……」
「よしっ。じゃあね」
そう言って英里紗さんは去っていった。
「何なんだ一体?」
よく分からないけどする事も無いので言われた通り寄り道せずに家に帰った。

家に帰って来ると誰もいなかった。父さんは会社だけど母さんも何故かいない。まあ、買い物にでも行ってるんだろう。それにしても英里紗さんのお願いって何の意味があったんだろうか?
する事も無くベッドで横になっているとインターフォンが鳴った。
こんな時間に来客とは。いったい何だろう。
疑問に思うのと同時に、「まさか…」という思いが湧いてくる。
玄関に向かい、ドアを開ける。

「慶太くんっ、遊びに来たよ!」
「ふふ、違うでしょ環菜、慶太くんのお世話してあげるんじゃなかったの?」
「ええ、えっ!?」

環菜さんと結花さん。
お二人とも大きなスーパーのレジ袋を持っている。中身は食材とかお菓子とか…

「えっと、何事ですか?さっき英里紗さんに寄り道しないでまっすぐ帰る様に言われたんですけど、それに関わる事ですか?」
「そうそう、今夜は私達が色々お世話してあげるから期待してね」
「慶太くん、楽しみにしてね〜」
「え、えーと」
家にわざわざ遊びに来てくれてご飯も作ってくれるのは嬉しいけど、もうすぐ母さんが帰って来ると思うからそんなに遊べ無いしご飯を作って貰うなんて訳にもいかないんだよな。
「お気持ちは物凄く嬉しいのですがもうすぐ母も帰ってくるでしょうから、ちょっと遊ぶくらいしか出来ないかと」
つくづく勿体ない話だ。
「大丈夫、大丈夫。今日は誰も帰って来ないから〜」
「……は?」

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