駆け抜ける、青春 9
そんな風に奈緒美が全身くまなくマッサージしていくと、愛未は甘い吐息を漏らす。
そして心地良さに自然と眠気が優っていき、意識がだんだんと遠ざかっていく。
「そのまま寝ていいわ・・・これからの為にもゆっくりお休みなさい」
奈緒美の優しい言葉にもう反発心すら湧かず、愛未はいつの間にか寝息を立ててしまっていた。
奈緒美はそんな愛未にマッサージを続けながら、うつ伏せの身体をゆっくりと転がし仰向けにさせる。
そして愛未の脚を大きく開かせた。
「ふふ・・・やっぱりね」
微笑みながらやや薄い陰毛の奥にある割れ目を指で撫でる。
愛未は甘く呻くが起きる事は無く、奈緒美が手を離すと指には粘液がこびりついていた。
「相当な性欲の強さね・・・毎日のオナニーだけじゃ足りなさそうだわ」
愛未の割れ目の形や色づき具合を見るに、毎日自慰を欠かしてないのが伺えた。
性欲をしっかり発散してないのも伸び悩みの原因の一つなのだろう。
「さて、あの人も今頃・・・」
意味ありげに微笑む奈緒美。
その奈緒美が微笑んだ意味・・・
それは部員寮で行われていた。
「ああ・・・千夏サンっ、千夏サンっ」
「ふふ・・・可愛いわ、レベッカ」
ベッドの上で座って股を開いたレベッカの背後から、千夏がレベッカの胸と股間を弄っていた。
レベッカは乳や尻も豊かであるが、全身は筋肉質。
腹筋もうっすらとだが割れている。
手足はスラリと長く、日本人ではありえない体型をしていた。
そのレベッカを弄る千夏達の前には、全裸の前川がいた。
その立派な股間はガチガチに勃起していて、レベッカはそれから目を離せなくなっていた。
「レベッカも毎日溜まっていて辛いよね・・・先生に楽にさせて貰おうね」
レベッカも性欲は強い。
だが、レベッカの周囲もそうだった。
彼女の母親は8人子供を産んでいるし、レベッカの同級生で既にママになってる娘も少なからずいた。
そんな環境で生活していたからセックスに抵抗感は無い。
むしろホームシックになってから性欲が変に溜まっている感があった。
当然というべきか、レベッカはセックスも経験済みで、その人数も5人だと言う(千夏調べ)。
「センセイの、ベリービッグですネ、向こうの私のボーイフレンドよりモビッグかも…」
千夏にあちこちを弄られながらもレベッカの視線は前川の股間を一点に見つめていて、ため息を漏らしていた。
レベッカの舌舐めずりは野生を思わせる。
それを見る前川の瞳は優しく、余り欲望を感じさせず爽やかさすらある。
しかし、レベッカがベリービックと呼んだぺ◯スは腹を叩く角度まで勃起している。
無論レベッカが欲情するのはそんな前川の逸物だけではない。
選手としては引退した前川。
三十代半ばで中年と呼ばれる年齢であるが、その肉体に無駄な肉が無い。
彫刻刀で彫り込まれたような筋肉が全身を覆い、腹筋も6つに綺麗に割れて中年太りとは無縁・・・
いや、無縁とか言うレベルでなく体脂肪率も一桁前半をキープし、今だにアスリートの肉体なのだ。
レベッカはそっとぺ◯スに手を添えたがビクッと身体を震わす。
「熱イ・・・硬イ・・・」
大きさで言えば黒人男性の逸物は前川並みで普通、もっと大きい者も少なくない。
だが、殆どの逸物がガチガチに硬くならず、柔らかく熱さも無い。
そんな黒人の逸物と比べると、前川のは鋼鉄のような硬さと、お湯でも沸かせるのではと錯覚させる程に熱さがあったのだ。
「レベッカの好きなようにしてくれ」
「ハイ…」
強要するわけではもちろんない。こちらから求めるわけでもない。あくまで彼女たちの好きなようにさせる。前川の信条のようなものだ。奈緒美や千夏にもそうしてきた。
「ンッ」
レベッカは前川の逞しい逸物をゆっくりと自分の意思で咥え始めた。