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グラビア学園
官能リレー小説 - 学園物

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グラビア学園 1

室内温水プールに、純白ビキニを身に着けた美少女たちが現れる。
その数36人。
全員がプールサイドで笑顔を振りまき、無数のカメラのフラッシュが瞬く。
周囲からは歓声が響く。

「みんな可愛いなぁ」
「たまらないな!」

これはアイドルユニットのお披露目撮影会……ではない。

ここはれっきとした私立高校の室内温水プール。現れた美少女たちは学校に入学する選りすぐりの女子生徒で、グラビアアイドルの卵。

彼女たちは特別に選抜された1クラスで、周りでそれを見届けているのは普通クラスの1年生男女。
学園としても初めての試みで、盛大なお披露目にマスコミも集まっていた。

「澤井愛華、寺川莉緒、豊川ルナ、吉原遥奈。以上4人はそのまま学園長室に来るように」

四人とも作り笑顔から解放された矢先に副担任である硯屋 歩美先生から言われたのである。キリッとした表情で先程のお披露目を見ていた、当然ながら彼女も元グラビアでキャリアも中学生からだ、ただ既に高校生になると先を見据えて教育大に進みグラビアアイドルと両立させて教員資格を得た。歩美も売れっ子であったが引き際を考えていた矢先にこの学園から教員として採用話が舞い込み、所属事務所も引退を了承した。これにはグラビアアイドルや客とのトラブルが絶えない実情があり、歩美も消えたグラビアアイドルを数人知っている。なので育成してしまおうと言う発想が出て来た、学園側も生徒のニーズに応じたと言えばそれまでだ、さて四人ともキョトンとしているが知り合ったのも高校入学からでまだスマホの番号交換もしてないし、デビュー前……。
「詳細は学園長が話します」
四人ともそのままの格好で向かう。

『学園長室』
重厚そうな木目調の扉を歩美が開け、4人の水着美少女は少し緊張した顔で中に入っていく。

「突然呼び出してすまないね」
奥のデスクに座っているのは所謂ロマンスグレーの紳士だった。

「君たちは選ばれた36人の中でも私が最も期待している4人だ」
学園長の言葉を、4人の少女は直立不動のまま聞く。

学園長の前に少女たちのプロフィールシートが置かれた。

沢井愛華 身長154cm 88・60・85
寺川莉緒 身長150cm 92・57・85
豊川ルナ 身長159cm 86・59・88
吉原遥奈 身長164cm 86・56・84

四人ともキョトンした顔になる。むしろ自分よりも美人な同級生が数人いると思ってはいた。
「さて、本来は基礎から教えるべきだが本校としては今後のことも考えてユニット形成も視野に入れている、差し詰め君達四人はすでに数社から問い合わせが来ている」
「つまり……私らで」
愛華は告げると学園長は頷くと数枚の名刺を出す。何れもティーンズ向けの雑誌で四人とも一度は見たことはある、その編集長だ。
「今直ぐでも起用したいと鼻息が荒い所ですね。そしてトラブルで何人かのグラビアアイドルと揉めている」
歩美先生は糸目になって言う。流石にこの前まで業界にいたこともあってかズバッと告げる。
「いきなりですか!ルナ、やります!!!」

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