君の人生、変えてあげる〜第2部〜 55
天音ちゃんの瞳が蕩けていくのを見ながら僕も天音ちゃんの身体をがっちりつかんで抱えながらより激しく突き上げた。
「ふぁああああっ!!!!!」
汗が飛び散る。
絶叫する天音ちゃんの顔が、涙で濡れている。
「んぁああああぁぁっぁああ……またイク、またイッチャうぅ…」
「凄いなぁたっくん…うちのクラスの攻略不可能コンビって言われてた綾と天音をこんなにしちゃうなんて」
「え、天音ちゃんって、そういうイメージだったの?」
綾ちゃんは、わかる、なんて、もちろん声に出しては言わない。
「うん、そうなの、たっくんの前では、そうじゃなかったかな?」
海里ちゃんが笑って言う。
「きっと、たっくん、女子を和ませる、すごい才能があるんだよ…だとすると…もしかしたら、最初は敬遠していた、2組の藤澤さんとかも、近づけるかもよ…ああ、でも、6組の、あの女だけは、違うかな」
海里ちゃんはそう言って笑う。
天音ちゃんにすべてを出し切って、呼吸を落ち着かせる。
僕が手を離すと天音ちゃんはその場にぐったりと倒れ込んでしまった。
「天音、失神しちゃったかも」
「大丈夫…?」
「大丈夫。天音、凄く幸せそう」
海里ちゃんは天音ちゃんの両肩を持って、仰向けに寝させて、股間をティッシュで拭いた。
「じゃあ、最後に私、お願い。大丈夫?」
海里ちゃんがにこっと笑ってそう言う。
「もちろん!」
さすがにちょっと疲れてきたが、ここまで待たせて、ちょっと待って、なんて言いたくない。
改めて海里ちゃんを見る。
体操服を脱いでいく海里ちゃん。多分一番肌を重ねている女の子だと思う。
いつ見てもその圧倒的な胸に視線を奪われてしまう。
それと同時に疲れも吹っ飛んでいくような。
「まずはたっくんを元気にしないとね」
海里ちゃんは僕の両足の間に身体を割り込ませる。