PiPi's World 投稿小説

学校で夜の宴
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 4
 6
の最後へ

学校で夜の宴 6

アイリはそのまま眠ると、幹部の金髪美女の人が僕に話しかけてきた。
「アイリ様はお疲れのようですのでご休憩を。それと、教祖様が礼司様と少しお話したいと言っています」
そして、僕は巫女さんのような薄地の服を着ている教祖様に呼ばれた。
「楽しんでもらえて光栄です。ここはこの国に認められた自由にセックスが許されてる集会」
僕はというと、個室に案内され目の前にいる教祖様が巨乳美人すぎて緊張していた。
一旦深呼吸をすると教祖様の隣に見た事の有る人物がいる事に気が付く。

「落ち着いたかね少年」
「あっ、あなたは」

あの時の初老のおじさんではないか。
さっきの会場でも今回は参加して無いのかと探していたのだった。

「やはり私の見込み通り、キミは入信してくれると思っていたよ」
「あの僕いろいろ聞きたい事があって」
「まあそれは後々話すとして、今は教祖様がお話をしたいそうだ」

まずは教祖様と言う事か。

「えっと…僕に何か…?」
「そう緊張しないで下さい。裸の私達は皆平等なのですから。…さて本題ですが、一つは新規入信者の確認です。信者の推薦があるとは言え素行に問題がある者を入れる訳にはいきませので先程までの行動を審査させて貰いました」
「えっ、…ええっ!」

さっきのアイリさんとのセックスをずっと見られていたのか。
何かそう思うとすごく恥ずかしくなって来たぞ。
大丈夫か?変な事かしてなかったか?こんなに気持ちいい事を知ってしまった今、追い出される様な事になったら僕は正気では居られないぞ。
僕はドキドキしながら教祖様の反応を伺う。

「……礼司さんあなたの入信を私達は歓迎します」
「よ……良かったぁ……」
「素行について特に問題は無いようですね。若いだけあって精力も十分ですし、旅立ちの日を迎えるまで共に頑張りましょう」
「ありがとうございます!精一杯頑張ります!」

僕は生まれて初めて心から感謝し、教祖様に深々と頭を下げた。

「精進して下さいね。さてもう一つの要件ですが…」
「…ん?」

にこやかだった教祖様の表情が途端に曇り始める。

「私達、昇天教の教えはとても素晴らしいものなのです」
「はい、そうです。最高です」
「ですが幾ら国の加護があるとは言え、この国自体は法治国家。我々は不用意に表の世界に出て要らぬ争いの種に成るのは好みません」
「はあ…」
「我々は今までもこれからも、歴史の影で選ばれた者だけが修行の末、神の世界へ旅立てれば良いと思っているのです」

うん…確かに。素晴らしい宗教だけどこんな宗教が有るなんて世の中に知られたら大変な事になるもんな。
最悪、徹底的に潰される。
幾ら偉い人達が多数信者に居たとしても民衆の嫉妬の力は止められない。
皆纏めて社会的に迫害されるに決まっている。

「そうですね、その方が良いに決まっています!」
「ですか稀に勘違いをする信者たちが現れてしまうのです…。この教えを無理に世に広めようと強行策に出てしまう者達が…」
「あっ…それって」

あれあれ、何か最近そんな事しようとしてた人が身近に居たな…。
 「その表情は、そのメンバーに、思い当たったのですね…」
 メンバー…何か、半分疎遠にしている響き…考え過ぎか…
 「…はい、多分」
 「あのメンバーはかなりの古参。私達としては、できれば失うようなことにはしたくない…私達は、穏当に少しずつ、教えが広まっていくことを目指しています。そのように、あのメンバーを、導くことができたらと、思います」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す