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生徒会のお仕事
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会のお仕事 16

(おおおおおおおお)

これは、その、明らかにアレだ。園田さんのおっぱいだ。
心の中で何とか絶叫を押さえ、努めて冷静に振舞おうとする。
しかし―

「殿方でしたら仕方のない現象ですから、どうか隠さずに」

何て大人の対応なんだ…って、大人の女性だけど!
まさか、誘ってる?愛梨さん達と違って、園田さんは一般人で、うちの使用人で……手を出すわけにはいかないし……どうする?
僕はどうしていいのかわからなくなった。
迷っている僕の太ももを、手ぬぐいに包まれた園田さんの手が、滑っていく。
擦っているのか、愛撫しているのか、わからなくなってきた。
「あっ、あのっ…」

その手の位置とさすり方が際どくなってきたところで僕は園田さんに声をかけた。

「それ以上は、それ以上されたら……僕と園田さんの関係はそんな…」

「大丈夫ですよ」
僕の言葉を遮るように園田さんが言う。

「当主様も仰られておりました。翔哉さんもいいお歳になられて、女のひとりやふたり抱けるくらいにはならんと、と。もし翔哉さんにその気がないならお前から女を教えてやってくれないか、と…ですね」

父さん……何を頼んでるんだよ!思わず僕はそう言いそうになった。
僕が愛梨さん達淫魔の方々を抱いてるのは父さんだって知ってる事だし、父さんだって少年時代は当時保護してた淫魔の娘達と結構ヤってた。今でも母さんだけじゃ受け止めきれなくて、淫魔の女中さんを何人か置いてるくらいなのに…
これは園田さんも知らないだろうけど。
僕の曾祖父、父さんから見れば祖父の源吾さんが何か邪術に手を出したために、退魔能力の高さと引き換えに子孫男性は過剰なまでの精力と性欲を持って生まれるようになってしまったんだから、その気がないなんてありえないんだよね。
そんな事を考えていると、謙遜しているのか遠慮なのか、園田さんがまるで僕にとっては追い打ちのような事を言った。

「私も経験は少ないですが……私ではお気に召しませんか?」
少し憂を帯びたような表情で、申し訳ございませんでしたとでも言うように頭を下げ尋ねてくる園田さん。

「いっ、いえ、そういうわけではなくて、その、僕は園田さんとそういうことをするのは、立場上よろしくないのではないかと…」
「それも当主様はなんら問題はないと仰っていました。それに…」

園田さんは僕をしっかりと真剣な眼差しで見つめて、話し続ける。

「私はずっと前から、翔哉さんのことが……好き、なんです」

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