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生徒会のお仕事
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会のお仕事 15

ここまでしてやって来てくれたのだから、そっけなく断ることもできない。
園田さんの優しさに感謝しながら、お任せした。

「最近ますます逞しくなっていると感じてるんですよ」
「そうですかね…あんまり自覚はないんですが」

園田さんは一礼して僕の背後に跪いた。

ちらっと見た園田さんの襦袢は薄く、彼女の肌の色がうっすらと映っていた。
俺は内心の動揺と興奮を、懸命に押し隠す。園田さんは素敵な女性だけど、淫魔じゃない。天涯孤独の身でうちで働いてくれている以上、欲望に任せて手を出しちゃいけない…

「肩幅も広くなられましたね」
「そうかな?」
「ふふ、それでは流しますね」

園田さんがざああっ、と手桶の湯を丁寧に俺の背中に流した。
丁度良い湯温で、心地よい。
手桶にもう一度湯を汲み、さらさらと手ぬぐいを濯ぐ音がする。さらに石鹸を手ぬぐいに塗り、俺の背中にそっと当てて、ゆっくりと擦りはじめた。

「お加減はいかがでしょうか?」
「うん、丁度いいよ」

背中を洗ってもらいながら、さっきの園田さんの姿が頭に浮かぶ。短い襦袢に白の湯文字という姿で、スタイルも良い園田さんがそんな姿で背中を流してくれていると思うと、少しずつ元気になってしまう。

せっせと背中を洗ってくれる園田さん。
僕が少々どぎまぎしてるのも、彼女には伝わってないかな…それと…

「前のほうも向いてくださいますか?」
「えっ」
「遠慮せずに。いつもお世話になっている、お礼なのですから」

……そう言われても。園田さんに一部分の興奮が見られてしまったら。

「自分で洗えますからっ」
「これも使用人の仕事ですのよ」

後ろから園田さんの手が伸びてきた。僕を包み込むようにして、鎖骨のあたりを洗い始める。
せっせと両鎖骨や胸を洗われて、お腹まで彼女の手が下りて来て……

「手を上げてくださいませ」
「でも…」

僕が股間を両手で押さえていて、腹部を洗えないのだろう。でも…どうしよう。
園田さんみたいな素敵な方とはいえ、この興奮を見られてしまうのは申し訳ないし恥ずかしい。
すると、もっと手を伸ばそうとしてだろうか、むにゅりとしたものが布越しに背中に当たった。

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