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水泳部の陰陽
官能リレー小説 - 学園物

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水泳部の陰陽 19

「あふっ、はあっ、イイっ、茅野くんの、イイっ…!」
「さ、佐崎さん…!!」
この蕩けた笑みをずっと見ていたい。しかしもう限界だ。

「佐崎さん、もうダメだ、出ちゃうよ…!」
「い、いいよ、私もイク!いっちゃうっ!!」
「くうっ…!!!」

佐崎さんと繋がったその先から何かが弾けて熱い塊となって放たれる。
脳裏でも何かが弾けたような気がして、佐崎さんに覆いかぶさるように倒れ、ドクドク放出する感触を味わいながら意識を落とした。

意識を失ってる時間はあまりにも長く感じた。
佐崎さんの柔らかな身体の感触にこんなにも浸っていられるのだから、意識のないのが逆に不運だと思えてしまうほどだった。

「ごめん…」
「謝ることないよ。いつもと違ってすごくよかったわ」
「佐崎さん、僕は…」
「これで、男としてスイッチ入ったでしょ。香織ちゃんにも、同じように、男らしく、ね」

青山さん……青山さんを振り向かせる、そして、何としても北野の毒牙にかからないようにする、僕が佐崎さんから与えられた使命。でも、できるかどうか…

「茅野くんならきっとできるわ」
「佐崎さん…」
「もし自信がなかったら、いつでも勇気つけさせてあげるから」

佐崎さんは最後にそっと唇を重ねた。



翌日、放課後。
僕は佐崎さんと初体験したあの部屋の隣室に籠って、もはや日課になりつつある隠し撮りにしけ込んでいた。
理由は、佐崎さんから気になることを告げられたから。

「今日の放課後も面白いモノが見れるよ」

なんて。
そんなことを言われたら気になる。
僕は授業が終わると人目につかないようここに陣取り、スタンバイした。

部屋のドアが開く。
やってきたのは女子生徒1人、男子生徒が2人。

北野の姿はない。
今まで見たことのない異質な光景だった。

「し、白幡先輩、やらせてくれるってマジっすか?」
「俺たちみたいのなんかに…ホントーにいいんですか?」
2人の男子生徒は1年生のようだ。興奮を抑えきれない様子で尋ねている。

「ここまで来てまだ言う?君たちは先生が“強化指定”した選手なんだからね」

白幡奈々。佐崎さんも名前をよく上げる2年生の水泳部員。
僕は1年生の時、彼女と同じクラスだった。ちょっと気の強いところはあるけど水泳の実力も確かな美少女だ。

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