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水泳部の陰陽
官能リレー小説 - 学園物

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水泳部の陰陽 16


分かっている。それは青山さんの身体が北野に陵辱されるという事。
だがそれは、一瞬だけ手に入りそうだった青山さんと結ばれるチャンスを、自ら捨ててしまった僕には今更どうしようも無い事なのだ。

「無理だ。僕には出来ない、今更なんて言えばいいか分からないよ」
「もう、意気地がないわね!……仕方ない。やっぱりこの手を使うか」

僕が自分の勇気の無さを落ち込んで居ると、佐崎さんが自分の制服に手を掛けスカートを降ろし始める。

「…っ!な、なにを!?」
「男に度胸を付けさせるにはこれが一番なのよ」

動揺する僕の目の前で佐崎さんはスルスルと制服を脱いで行く。
見てはいけないと思いつつも間近で初めて見れると思うと佐崎さんの脱衣姿に僕の視線は釘付けになる。
だが制服を脱ぎ終えた佐崎さんは裸では無かった。

「あれ?水着…」
「あっ…いつもの癖でつい。君にはこれ関係ないものね。脱ぐわ」
「脱いじゃだめ!そのままがいいです!」

学校指定の競泳水着を脱ごうとする佐崎さんを僕は咄嗟に止めてしまった。

「え?」

佐崎さんは水着を脱ごうとする手を止め、一瞬不思議そうな顔で僕を見つめた後ふっ、と苦笑する感じで僕の表情をうかがう。

「男ってみんなそんなものなのね」
「………」
「アイツもこの格好のままするの好きなのよね」
佐崎さんは水着姿のまま僕に一歩一歩近づく。

「触って、いいよ」

「ほ…本当に良いの?」
「ここまでしてあげてるのよ。早く来なさいよ」
「は!はい!」

佐崎さんの一喝で僕の中で覚悟が決まる。
衝動のままに手を伸ばすと、佐崎さんの見事な巨乳が収められている水着の胸部を鷲掴む。

「あっ!っう!」
「あ、ゴメン…」

がっつき過ぎたか!?
胸を掴んだ瞬間、佐崎さんの表情が歪む。

「大丈夫…慣れてるから続けていいよ…」
「うん…優しくやるね」

一度深呼吸すると今度は程々の力で佐崎さんの胸を掴む。

「んんっ…んっ……あぅ」
佐崎さんの口からはさっきみたいな苦しそうな呻きではなく、少し甘いため息が漏れる。
それを聞いて不安がちょっとだけ解消された気がした。

「んん、んぅ、もっと…」
佐崎さんから催促する声が上がる。それにしても柔らかい。今まで見ていただけの存在に触ることができるなんて夢のようだ。

「んっ、んっ、んっ……うぁっ!!」
揉んでいるうちに水着の上からでも一部分が硬くなっているのがわかるようになる。
そこを刺激すると、佐崎さんは小さく悲鳴のような声をあげる。

「あっああ…そう、すごく、上手じゃない…」
「たまたまだよ」
徐々に甘い声をあげだす佐崎さんに、あくまで冷静なのを装う。
そう言えば北野はこうしてた、なんてあの隠し撮りした動画を思い出しながら、佐崎さんの胸を刺激し続けた。

「おふっ」
「茅野くんのソコも、元気じゃない」
佐崎さんは不意に僕の下半身を撫でてきた。

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