朝、目が覚めると……… 24
どうやら俺と飛鳥さんの濃厚なキスシーンを見て興奮したらしい。
たしかに、あの時とは感じが違う大人のキスだしな。
「…真由…」
あのシーンを見られたのは恥ずかしいよ。
俺は俯きながら真由の方向に向けた。
「あ、帝ちゃん、私はお風呂に入ってくるわ。…真由をお願ね」
飛鳥さんはそう言うとその場を離れて、自分の部屋へ向った。
俺と真由のキスシーンを見たくはなかったのだろう。
それとも恥ずかしかったから?
まぁ多分両方だろう、ふと考えるのをやめて前を見ると真由が顔を真っ赤にして潤んだ瞳でこっちを見ていた…
「真由…」
「帝さん…」
先ほどよりも激しいキス…
「ん…はぁ、ふ…ん」
少し苦しげな真由の喘ぎ声を聞いてると少し悪戯心がわいてきた。
「ん…!?」
『ドサッ』真由をベッドに押し倒した。
「あ、あの…帝…さん?」
ソファに横になりながら、真由はきょとんとした表情だ。
真っ赤な表情でミニのプリーツスカートの裾を押さえている。
スカートから伸びる白い太腿がまぶしい。・・・って俺はエロ親父か!
「大丈夫か?」
リビングなのでベッドじゃないけど、俺は思わず真由を
押し倒してしまった。ヤバかったかな?
「…あ、あの…これって…」
恥ずかしそうに俺を見ている。うわぁ…かわいい。
とっびきりの美少女が恥ずかしがっているのって萌えるよなぁ。
ううっ・・・いかん、いかん!キスで夢中になりすぎたようだ。
「ぁあ、ゴ、ゴメン!!つい…」
ばつが悪くなり、済まなさそうに謝る。
「い、いえ!み、帝さんなら…」
俯きながら答えているが、目が潤んでいて頬は真っ赤だ。
「…もう一回する?」
「…うん」
俺の言葉に真由は弱しく答えるが、目は真剣そのものだ。
真由はゆっくりと目を閉じていく。俺は同時に顔を近づけ
そして…その小さい唇に触れた。