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今日からキミを『管理』します。
官能リレー小説 - 学園物

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今日からキミを『管理』します。 49

「大道先生は上手いけどモノが小さいのよねぇ・・・」
「木村先生とか大きいけど、あの先生ヤると止まらないからしんどいし・・・」
「山崎先生とか、木脇先生とかが安定していいね」

何の話だと言いたい所だが全てセックスの話だ。
幸成はこの学園流のガールズトークについていけず目を白黒させるばかりだった。

「生徒ではC組の中村くんかな」
「ああ、あの女泣かせっぽい子ね」
「じゃあ、このクラスでは誰?、清華さん全員相手したんでしょ?」
「私は幸成くんがまだだわ」

ようやく話が幸成の所に来た。
つかさがまさか全員としていたのに軽いショックをうけていた幸成は、自分に話題が来た事に何故か焦ってしまっていた。

「私はまだつかさの事が理解できないわ」

その時、仏頂面でそう言ったのは、この話題にだんまりだった由香里だ。
皆、由香里に注目する中、彼女はこう言い出す。

「大きさと言い精力と言い幸成が一番じゃない?!・・・他の男がどうとかこうとか、そんなに相手増やす必要無いわ!」

「まぁ、私は管理者だから相手するのが役割なんだけどね・・・由香里さんが幸成大好きなのは分かってるけど」

苦笑気味のつかさの返しに、その返しが思いの外図星だったせいか由香里のポーカーフェイスが崩れ真っ赤になった。

「私に相応しい最高の男だから相手させてるだけよ!」
「うんうん、そうだよね・・・幸成って最高だから好きだよね」

ニヤニヤとしだしたつかさと更にしどろもどろになる由香里。
ツンデレお嬢様のこんな顔は可愛くて萌えてしまう幸成と、やり取りをキラキラした目で見る女子達。
まぁ、言わば情報として大好物の話題なんだろう。

「優さんと佳奈子も相手したんでしょ?、どうだった??」
「そうそうっ、教えてっ、教えてっ!」

興味津々の清華と真奈美は横で優と佳奈子に聞こうとする。

「凄く大きくて・・・逞しくて・・・私は幸成さんの赤ちゃんが欲しいです・・・」
「うん、逞しくて私・・・幸成くんで女になれたわ」

優と佳奈子もうっとりと言い出し、幸成としてはどんな顔でここにいればいいか非常に困ってきた。

清華と真奈美はというと佳奈子と優の言葉にさらに焚きつけられてしまい、

「決めた…決まりよね、今夜は幸成くんに抱いてもらうんだ…」
「ま、マナもっ!ゆっきーのすごいの、早く味わいたいっ…!」
そして熱を帯びた視線を幸成に向ける。
今は昼食中で他の目もあるだろうに、幸成は困惑するほかなかった。

 そして幸成は、“複数の人がこんな風に希望したとき、どうやって優先順位が決まっていくんだろう?”と、やや不安げに考えた。

 昼食の片付けの後、屋外でのゲームの時間になる。
 ゲームを担当する班から説明が始まる。

どんな大変なゲームかと身構えたが、説明された内容は『宝探しゲーム』だった。
つまりグループごとに情報が渡されて、このキャンプ場内でそれを探索していくと言う割と普通のゲームであった。

幸成達のグループも地図を貰う。
簡単なキャンプ見取り図に印が入れられている。
そしてヒントのように白い◯と書かれていた。
◯の部分は何か当てはめられるのだろうか・・・

「これだけだとざっくりしてわからないよね」
「とりあえずそこに言ってみないとね」

幸成達は地図を見ながら、その印の所に行ってみることにした。
他のグループもそれぞれ印がつけられた所に散っていく。

印が付けられた位置はキャンプ場の藪が生い茂る場所。
ウンザリした顔の由香里がため息を吐く。

「みんなで手分けして探しましょう・・・」
「うへぇ・・・これ大変そう」
「流石クラス委員長が考え出しそうな悪辣さだわ」

文句を言いながらも探していく女子達と幸成。
そして数分の捜索で藪の中からそれらしき白封筒を見つけ出した。

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