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今日からキミを『管理』します。
官能リレー小説 - 学園物

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今日からキミを『管理』します。 1

私立神園学園
有数のお嬢様学園であるこの学園が今年度から共学化に踏み切った。
世間、特にメディアは驚きを隠さず、その真相を確かめようと多くの人が集まった。
しかし真実は明らかにはならず。

神園学園に通える男子生徒は選ばれしものだけ。
厳しいと評判の受験と審査を経て合格したのはおよそ1クラス分の人数しかいない、と噂になった。

学園に、新しい春がやってきた……



神園学園男子寮。
受験戦争を勝ち抜き入学を果たした男子生徒はみな新設の寮に入り暮らすことになる。

その中でトップの成績を収めたのが青山幸成という男である。

その幸成だが、学園生活の初日の目覚めというのが…

「んー……ん、んっ?……」
下半身に違和感を覚えた。
何かが動いている。
それが自分の身体にのしかかる。
そのせいでさっきまでうなされていたのだ。

下半身は異様な温もりに包まれた。
「……!!!……や、やめっ……」
伸びてきたのが人間の手であることが分かった。
それは幸成の股間めがけて迷わず突っ込まれる。
幸成の防衛本能が働く。

「や、やめろ、っ……!!」
「っ!!!」

咄嗟に蹴りをかました。
その物体は小さく呻き、ベッドから転げ落ちた。

「いったい何なんだ!……ん?……」
ガバッと身体を起こし何かが転げ落ちた方を見る。
その先には……自らの頭を抑える美少女がいた。

「いててて……」
「何だよ君は!?何でここにいるのさ!」
「…もう、うるさい!」
抗議の声をあげる幸成を、彼女は制した。

「初めまして、青山幸成くん」
「なんで僕の名前を…」

「私は神園学園生徒会長、相楽真樹。今日からキミの『管理責任者』ってところかしらね」

「管理責任者…?」
幸成は困惑の表情を浮かべずにはいられない…

「当然じゃない…神園学園が世間からこんなにも注目されているんですもの…そんな中で新しく入学した男子が悪さを起こせば、今まで培ってきた神園の評判はがた落ちになるは…」

「わ、悪さって何だよ…?」
憤慨しながら、幸成は真樹を睨み付ける…

「ふふ、男子の股間よ…諸悪の根元である男子のソコは、学園側でちゃんと管理することになったのよ…」

ショートカットで、小柄、幼い顔立ちながらも真樹はしっかり女の微笑みを絶やさず、幸成に向かって言い放つ。

「股間を管理って、どういうことだよ!?」
「言葉通りよ」
うろたえる幸成。真樹は余裕だ。

「言い換えれば性欲処理ってとこかしら、安心して、キミがムラムラしてきたなら私たちだっていつでもお相手してあげるわ」
「そんな…」
「管理責任者は私だけじゃなくて神園の女子生徒、教職員すべて。外で変な騒ぎを起こされるくらいなら私たちを好きにしたってかまわない」

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