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今日からキミを『管理』します。
官能リレー小説 - 学園物

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今日からキミを『管理』します。 46

いつもより穏やかな顔に見える由香里に、幸成が後ろから顔を近づけると彼女から唇を重ねてくる。
そして舌まで入れてきたが、これはかなり由香里の行為としては珍しい事だった。

ピチャピチャと舌を絡め合う最中も、由香里は幸成の手に自分の手を重ね、もっと胸を揉めと催促する。
その態度から幸成も由香里に認められた安堵感やら、やりきった達成感やら、この見事な女体をモノにした征服感やら色んな感情が沸き上がってきていた。

「これからの拡張は・・・中出しも許すわ」

そう言う由香里の表情は熱を帯びているように幸成は感じたのだった。



そして数日後・・・
学園として春の最初のイベントであるオリエンテーリングが行われる日が来た。
これはとある山場のキャンプ場まで徒歩で移動し、一泊キャンプして帰ってくると言うもの。
お嬢様学校らしからぬが、女子校時代からあった伝統的なものらしい。

班分けは数で均等に別れれば各クラス男子1名女子5名か男女分けて等が普通そうだが、ここではそうではないらしい。

男子を中心に女子がグループ分け。
男子含めて3名の所もあれば7名もいるグループもある。
これは多分、女子のグループに男子1人が取り込まれると言った感じなのかもしれない。

当然、幸成も女子のグループに取り込まれていた。
幸成のグループは7名。
由香里に佳奈子、それに優といつもの取り巻き2名。
それにグループ外のつかさが加わったのは由香里の幸成に対する配慮かもしれない。
幸成にとっては、つかさがいる事で不安感は全く無いグループになったが・・・
このオリエンテーリングの序盤は思ってもみない苦行であったのだ。

「遅いわよ、幸成」

そこまでキツさはなくなったが、叱責する由香里の声。
幸成は汗だくであった。
昼間は暖かい季節になったからもあるけど、この原因は荷物・・・
由香里や取り巻き達は手ぶら。
佳奈子やつかさは自分の荷物を持ってはいるものの、幸成は強烈に用品から自分の荷物から由香里達の荷物まで背負って山道を歩いていたのだ。
まぁ、男子の扱いとはこんなものだが・・・
それにしてもかなり重い。

男子が大きな荷物を持つ。
それは納得する。
女子の荷物を多少手伝う。
それも分かる。
だが、この扱いはまるで召し使いかなにか。
流石に佳奈子やつかさが自分の荷物だけは持ってくれたものの、それは彼女達のグループ内の立場故・・・
そもそも由香里達お嬢様は持たせるのが当たり前としか思っていない。

「ご苦労様ね、幸成くん」

それでもこうやってねぎらいの言葉をかけてくれるだけましだ。
声の主は高見沢清華と言う由香里の取り巻きの所謂ナンバー2。
幸成には割りと初期から好意的だった女子だ。

好意的と言っても最初は軽く話せる程度だったが、最近は由香里の態度の軟化ごとに優しくはしてくれるようになってきた。
今も休憩でへたりこんだ幸成の汗を拭いてくれている。
そこに佳奈子が水筒を持って幸成の元に行くのを見て、由香里がこう言いだす。

「佳奈子、あれやりなさい」
「はい、由香里様」

そう言われた佳奈子は水筒を開いて口をつけ、そして幸成にキスする。
その唇から流れ込んでくる液体を驚きと共に幸成は飲み込んでしまった。

この佳奈子の一撃に疲れも吹き飛んだ・・・
と言うか性欲と理性が吹き飛びそうになり、股間を大きくしてしまった事に幸成は慌てた。

「つかさも仲間だし、いいわね」
「分かったわ」

由香里はそう言ってつかさを呼び、水筒を口につけてからつかさと唇を重ねる。
つかさの喉の動きから飲んでいるのが分かり、幸成も何となくこれがグループの絆を確かめ合う行為だと飲み込めてきた。

「わたしもしてあげるわ」

そう言って佳奈子から水筒を受け取ったのは清華だった。
彼女は由香里に負けず劣らずの美少女でスタイルもいい。
由香里がよく漫画とかで出てくる高飛車系のお嬢様なら、清華は優しいお嬢様と言った感じだ。

彼女も水筒に口をつけ、そして幸成にキス。
しかも豊満な胸を押し付けてきながら抱きついてだ。
彼女とは肉体関係はなかったが、抱きつかれたら豊満なで見事な肢体がはっきり体感できた。
そして、口の中に広がる液体を戸惑いながらも幸成は飲み込む。
幸成が飲み込むと、清華はにっこりと微笑んだ。

幸成はそんな清華の笑顔に思わずドキッとし魅入られてしまう。
由香里が高飛車系お嬢様なら、こちらの清華は正統派のお嬢様。
喋ったことはないけれど、印象に残る子だったので、気にはなっていた。

「飾らないところがいいわね」
「じゃあ、今夜のお相手は清華かしらね」
「それなら…光栄ですわ」

ああ、やっぱりそうなるのかな、と幸成は思った。

「5人目ですね」
清華は幸成以外のクラスの男子とは経験済みなのだ。

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