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今日からキミを『管理』します。
官能リレー小説 - 学園物

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今日からキミを『管理』します。 38

 佳奈子は黙って歯を食いしばった。痛い…でも、これまでの、ただ痛いだけの、早く終わってほしかったセックスとは、明確に違っていた。
 「痛い?」
 「はい…でも、続けていただきたい…です」
 幸成は、ゆっくりと、注意深く、佳奈子の中に入ったものを動かしていった。
徐々に深く繋がっていく2人。
最初は沈黙に包まれた部屋が、次第に佳奈子の囁くような甘い喘ぎと幸成が発する小さな唸りが混ざり始め、それは徐々に大きくなっていった。

「あぁ、あっ、幸成、さんっ」
「佳奈子さん…気持ちいい、ですか?」
「よく、わかんないです、でも、すごく、不思議、で、あぁんっ!!」

正直、幸成の男根は大きすぎて辛い。
痛みもあるし、圧迫感もある。
一回一回のピストンで内臓がえぐり出されそうな衝撃度であった。

だけど、痛いとかだけでなく・・・
今の佳奈子はそれまでの男では殆ど感じなかった快楽も得ていた。
痛くて辛くても、止めて欲しいと思えない・・・
いや、それどころかもっとして欲しい・・・
今まで味わった事のない不思議な心境だった。

「幸成さんっ!、はっ、早くお情けをっ!!」

ただ、身体的には限界だった。
セックスで快感を得た事の無い身体に、この大きさは酷だった。
だが、嫌な感じはない。
むしろこれに慣れて、子を宿したいとすら思えるものだったのだ。

幸成とて大変だった。
真樹や里帆、それにつかさに比べて佳奈子の膣は物凄く締め付けが強かったからだ。
こちらがリードしなければならないのに先に達してしまうのではという危機感すらあった。

「佳奈子さん…!!」
「ああ、ああっ、幸成さん…もう、ダメ…!!!」

佳奈子の体力の限界・・・
更にギチギチに締め付けられて幸成の欲望は爆発してしまう。
だが、子宮に注がれていく精液の感覚に、佳奈子は自分の身体の変化を感じ取っていた。
軽くだが意識が浮き、頭が一瞬真っ白になる。
達した・・・
軽くだが、達した感じがあった。

「ああ・・・凄い・・・」

根こそぎ体力を削られたが、気だるさの中に充実感はあった。
幸成の巨根が引き抜かれる時、内臓まで引き摺りだされそうな感覚で顔をしかめたが・・・
でも悪くない感覚だった。

「佳奈子さん・・・大丈夫?」

幸成の第一声が自分を心配してる事に、佳奈子は何故だか微笑ましいものを感じた。
こんな男はいなかったが、でも嫌いではない。

「大きすぎて・・・死ぬかと思いました・・・」
「なんかごめん・・・」
「いいんです・・・私も幸成さんに慣れていきたい・・・」

今までのセックスの中では、間違いなく充実感はトップだ。
佳奈子は今まで義務感のみでセックスしてきたが、またしたいと思った相手は幸成が初めてであった。

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