今日からキミを『管理』します。 37
幸成は佳奈子に少し感じた疑問点をぶつけてみた。
「奉仕って・・・いつも男とする時してるの?」
男やセックスが好きでもないようだけど、これだけのテク・・・
嫌いなものがこれだけ上手くなるのが幸成的には疑問だったのだ。
「はい、私がセックスするのは・・・お嬢様がセックスなさる時なのですが・・・お嬢様は濡れにくい体質で腟もかなり狭く、そのままではセックスに苦痛を伴います」
由香里の態度を見ていたら男嫌いな感じはしたが、セックスが苦痛ならば幸成も分かる気もする。
「しかしお嬢様の立場上、殿方をセックスで楽しませれないのは評価に関わりますし・・・殿方とて特殊な性癖でも無い限り苦痛しか感じぬ女など興醒めでしょう」
「ああ、興醒めかどうか分からないけど、こっちまで苦しくなるなぁ・・・」
佳奈子は幸成の人の良さに微笑みながら話を続ける。
「なので普段から私がああやって指や舌で濡らしほぐしています・・・そして殿方の射精を早く促してお嬢様に入れている時間を減らす為に技術を磨いた訳です」
「それはなかなか、大変だね…」
「お嬢様のためです。道のりは確かに険しかったですが、そうすることでお嬢様の負担にならなければ、それでいいのです」
いかにも臣下に仕えるメイドといった感じである。
「まあ、そういうことはわかった。でもね」
幸成は佳奈子をそっと抱き寄せ、不意にキスする。
佳奈子が驚いた顔をする。
「僕は由香里様のために佳奈子さんとセックスするんじゃない。佳奈子さんのため、佳奈子さんとの愛を築くために、セックスするんだ」
幸成がそう言っても佳奈子は顔を赤らめはしたものの、はっきりとこう言う。
「私にとって・・・お嬢様は人生の全てです・・・お嬢様と共にでは無いと幸成さんの愛は受ける訳にはいきません・・・」
佳奈子は律儀かつ忠誠心溢れるメイドだろう。
だが、自分を愛するなら由香里も共に愛しろと、かなりとんでも無い事を言っている。
「お嬢様を愛する自信はおありですか?」
「分からない・・・分からないけど、愛の無いセックスが惨めだってのは分かったから嫌だ」
正直な言葉に佳奈子は微笑んでしまう。
彼女の役目は由香里の忠実な部下を増やす為に自分が子を沢山産む事だけでない。
セックスに問題の抱える由香里の学園でのセックスパートナーを探す事も彼女の大切な仕事だ。
由香里は幸いにも、ああ見えて幸成を気に入ってる。
佳奈子も幸成なら苦痛を伴う由香里のセックスパートナーとして、きっと痛みを和らげる事ができるかもしれないと思いはじめていた。
後は佳奈子が抱かれて試すだけだ。
「幸成さん・・・このまま入れて下さい・・・本当に私もお嬢様も愛せれるのか、この身体に教えて下さい・・・」
佳奈子はそう言い全てを幸成に任せる。
幸成の方は多少緊張した面持ち・・・
つかさと違い、これは真剣勝負のような感覚だった。
「幸成さんの愛が私達に届くものなら・・・私はお嬢様同様に幸成さんに愛を捧げます・・・」
「佳奈子さん・・・」
真剣勝負らしい覚悟に幸成は息を飲む。
そして、佳奈子の割れ目に自慢の巨根を押し当てて突き入れる。
「ぐうぅっ・・・太いっ・・・」
佳奈子は少し苦悶の表情を浮かべる。
彼女も経験はそこそこ豊富だが、この太さは大変なレベルだ。
今までセックスはあくまで義務としてやっていただけで、楽しいと思った事は無い。
「はぁ・・・凄く大きくです・・・」
「まだ、半分だけどね」
「えっ?!、これで半分っ!!」
半分で奥までしっかり届いている。
しかも佳奈子の腟壁をメリメリと音がしそうなぐらい押し広げている。
このサイズを由香里が食らえば死にかねないと焦るぐらい、幸成のものは予想以上に大きかったのだ。
「はああっ…う、くぅうっ、これは、ダメ、ですっ…」
「佳奈子さん、もうちょっとだけ頑張って…」
半分だけでも気の遠くなりそうな気分だ。
こんなの何も知らせずに由香里に相手させたら大変だ、と佳奈子は心の片隅で考えてしまう。
「はぁ、はぁ、あぁ、あぁあ…」
「動くね、佳奈子さん」