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今日からキミを『管理』します。
官能リレー小説 - 学園物

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今日からキミを『管理』します。 36

佳奈子が涙を流しながら幸成を見上げるので、一瞬いけないことを言ってしまったのかと幸成は慌てる。

「ご、ごめん…何か悪いことでも…」
「いいえ…嬉しいです。こんな私を愛してくださるのが、ほんとに嬉しくて…」
「そうなんだ…」

 佳奈子はちょっと視線を逸らして、続ける。
 幸成はその状態から動かず、聞き続ける。
 「今まで、私のところに来た男の方は、先月まではおじさまばかりで…大体の方が、いきなりキス…して、ちょっと触って…あの、実は、気持ち悪くて…それでまたいきなり入ってきて、痛いだけで、でもすぐ終わって、ちょっとほっとして、って、そんな、繰り返し、だったんです」
そう言う佳奈子は、言葉を続ける。

「でも、全てはお嬢様の為と思えばいくらでもできました・・・青山さんとの子作りもお嬢様に命ぜられたから・・・」

佳奈子が『お嬢様』と言った時の表情は、まるで恋をしてるように幸成には見えた。
それぐらい想っているんだろうし、由香里も佳奈子を大事にしているのは伝わってきていた。
二人は相当いい関係なのだろう・・・

「でも、今は・・・私自身が青山さんの種で孕みたい・・・」

そう言ってキスしてきた佳奈子だが、今回は舌を入れてきた。
その舌の動きに幸成は思わず目を見開き驚く。
舌の動きが異様に上手いのだ。
これは舌だけで射精させられるぐらいの上手さだった。

「こんなキス・・・お嬢様としかした事がありません・・・」
「それを俺とでいいのかな・・・」
「多分、お嬢様に怒られます・・・でも、見ない降りをしてくれてるんだと・・・」

由香里も男が好きな感じでは無いように幸成には感じた。
彼女も男性経験はあるんだろうけど・・・
あるだけに嫌いになったタイプに思えた。

この学校にはさまざまな生徒がいるから、由香里のような考えを持っている子だって少なからずいるはずだ。
初対面であまりいい印象じゃなかったのはそれだろうか…
そんな由香里みたいな子でも、管理命令はやってくるわけだから…

「今だけは、彼女のことは忘れてくれる?」
「はい…」
「あと、僕のことは幸成、って呼んでほしい」

「はい!ありがとうございます!」
 佳奈子は満面に笑みをたたえ、心から嬉しそうに答えて、再びキスした。
「ゆ、幸成さ、いえ、あの、幸成さん、ではダメですか?いきなり、呼び捨ては、慣れてなくて…」
「そうだよね。いいよ」
「じゃあ、幸成さん、あの、このまま、いらっしゃりたいのでしたら、ぜひ来ていただきたいのですが、もし、よろしければ、私にもう少し奉仕させて頂けないですか?」
 今は、幸成が佳奈子に覆いかぶさった状態で話している。

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