今日からキミを『管理』します。 33
こんな感情は初めてだった。
自分がそんな存在になれるなんて到底無理だろうけど、今だけでもなれたら幸せな気持ちだった。
つかさは間違いなく、幸成に恋してしまったのだ。
「ああっ、ああっ、すごいよ、幸成くんの、凄過ぎるよっ!!」
「つかさが、つかさのことが、大好きだからさっ!」
幸成は叫ぶようにそう言い、ますます激しく、たたきつけるように、往復運動を続け、そしてほどなく熱い液を、つかさに流し込んでいった。
「幸成くん…」
「つかさ…」
二人は、まだ結合したまま、ティッシュなどで拭くこともなく、しばらくの間強く抱きしめあった。
お互い身体を密着させ、無言のまま見つめ合い唇を重ねる。
幸成の下半身は一度全て出し切ったのに、再び勢いを取り戻していた。
「幸成くん…」
「もう一回」
「えっ…」
幸成は腰を動かし始めた。
つかさは快楽の渦にまた飲み込まれていった。
その晩、二人は何度も何度も、体勢を変えながら、愛し合井、どちらからともなく眠りに落ちた。
翌朝、幸成が目を覚まして動いたことでつかさも目を覚ました。二人は黙って、どちらからともなく、唇を合わせて舌を絡めた。二人とも、全身互いの汗と液にまみれていた。それでも幸成は気にせず、朝立ちに任せてもう一度つかさと一つになった。つかさも何の躊躇もなく受け容れた。
「シャワー、行こうか」
幸成が液を送り込み終わった後、すっかり明るくなったカーテンの向こうを見ながら、つかさは言った。
昨晩あれだけ何度もしながら、幸成もつかさも疲れは全く感じなかった。
「なんか、気持ちいいな」
「何回ヤッたんだろう…普通疲れるって聞くけど、不思議だ」
「充実してるのよ。それに、私たち身体の相性いいのかも」
先に浴室に入るつかさを幸成は後ろから抱き締めた。
「もう…幸成くん…もう一回しちゃう?」