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今日からキミを『管理』します。
官能リレー小説 - 学園物

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今日からキミを『管理』します。 30

聞くと凄いシステムだ。
家柄をひっくり返せるのだから・・・

「でもそれって恨まれない?」
「まあ、それって恥だから・・・一族の面汚しとして悲惨な事になるから復讐どころじゃないと思うわ」
「なんか真樹先輩の方が大変なんだね・・・」

思わず幸成が同情してしまうのは彼の人の良さだろう。
そんな幸成につかさは微笑み身を寄せる。

「男子の華才ならきっと引く手あまたになるよ・・・私達管理者を専属にしたりするだけでなく、一般の生徒からも志願者多数・・・でもより取りみどりを選ぶのは幸成くん・・・どう、すごくない?」

それならばつかさや里帆を自分専用にできる。
それだけでなくあの由香里や真樹ですら自由にできるようだ。
これは夢のシステムだろう。

「成績は出せる自信はそれなりにあるけど・・・ここの偏差値、結構高いからなぁ」
「幸成くんなら結構いけると思う・・・幸成くんが思ってるより、学校では注目されてるんだよ」

注目されてる自覚はある。
誰の態度を見てもそうだったからだ。

小学生の頃から成績は良い方だったとは思う。ただ自信は全くと言っていいほどなかった。
周りに自分と同レベルの存在はいくらでもいたからだ。
真樹からも初年度男子ナンバーワン、なんて言われた。自分への期待感は嫌でも感じる。

「まあ…頑張ってみるよ」
「幸成くんならきっと大丈夫だよ」

寮に戻る。
自分の部屋は出たときのまま…真樹が戻ってくる気配はない。

つかさが、幸成の背中にそっと抱きついた。

 「今夜は…私が、一晩中管理して、あげる」
 つかさは、片手でスマホの電源を切り、誰かがつかさに何か指示を出しても届かない状態を作った。
 二人は自然に向き合う形になり、何度もキスし、抱擁を重ねていく。
「幸成くんからリードするの、できる?」
「えっ?」
「私のワガママかな…」
「いや、いいよ。あまり上手くできないかもしれないけど、やってみる」

何度も交わしたキスの後、幸成がつかさをベッドに押し倒す。
幸成はつかさの上に覆い被さり、服の上から胸を揉む。

「乱暴にしてもいいよ」
「えっ・・・大丈夫?」

服の上から胸をまさぐると、つかさはそんな風に言い、幸成はびっくりしたように聞き返す。
男女関係に疎い幸成でも、女子に乱暴な行為はいけないってぐらい分かるからだ。

「幸成くんならいいのよ・・・ほら、がっついて求めてくれる方が、好かれてるって気がするから・・・」
「つかさは強引な方が好きなの?」
「嫌いよ・・・盛りのついた猿みたいにレイプ紛いでやってくる人とか興醒めだわ・・・でも、幸成くんなら強引ぐらいがいいかな」

やっぱりそうだろうなあと思いながらも幸成は胸を揉むのを止めない。
大きさで言うと里帆の方が分があるが、つかさの胸は服の上からでも心地好い柔らかさと弾力でさわり心地は上だった。

「そりゃあ、私達も優しくされたら嬉しいけど、管理者相手ならもっとがっついてくれていいぐらいよ」
「あ、そう言う意味ね」
「半分はね・・・残り半分は幸成くんだからよ」

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