今日からキミを『管理』します。 17
一瞬、表情まで固まる幸成。
多分、他の四人も同じ表情してるだろうことが分かるぐらい、全くおなじような疑問符が口から各自漏れていた。
「自己紹介なんだから、オチ○チン見ないと駄目でしょ?」
疑問形で聞かれても困る的な幸成達に、他の女子達からも声がかかった。
「大事な事なのよ・・・クラスメイトのオチ○チンぐらい知ってないと、管理者に立候補できないわ」
「そうそう・・・管理者にならなくてもね、『いいお付き合い』したいじゃない」
「私たちはこれを楽しみに待ってたんだからね!」
女子達の言葉に、男子達はお互いに気まずそうに顔を伺いながらも・・・
やはり朝の事があってか、全員ズボンを下ろしパンツを脱ぐ。
露わになる五人のシンボルに、31人もの女子達からは黄色い声が上がった。
「青山くんって学年一のデカ○ンだってね!、やっぱすごいね!!」
「でもさ、増田くんのイケメンチ○ポが私いいけどね!」
「いや、それより笠原くんの可愛いショタ○ン!、あんなの見たら抱きしめたくなってくるわ!」
「みんな解ってないなぁ・・・佐山くんぐらい癖が無い方が、飽きずにお付き合いできるのよ」
「おっ!、玄人発言・・・モノも大事だけど、横田くんの筋肉がいいわ!」
「・・・あなた、筋肉好きなだけでしょ」
女の子にワイワイと鑑賞されるのとか、かなり恥ずかしいものがあった。
そんな中、5人の女子が男子に近づく。
幸成に近づいてきてモノを握ったのはつかさであった。
だとすれば、後の4人はそれぞれの男子の管理者なのだろう。
「改めてよろしくね、幸成くん」
「あっ、うん・・・よろしくね・・・」
口の中で『つかささん』と言いかけてしまい、流石に誤魔化す。
その様子を知ってか知らずか、つかさは微笑んで見ていた。
「ねえ、管理者なんて誰がやるの?」
「私たちは学生よ、誰がケモノの世話なんて」
「やりたい人は覚悟と技量を示すべきよね」
「そうそう、不正があったらいけないから、ここでみんなの前でやればいいのよ」
31人もいれば当然人の足を引っ張ろうとするものがいるのが女の常で、一部から横車が入った。
全員が管理責任者になれるわけでなく、同調する者も出てくる。
「あんたたちもオチ○チン見せるだけでなく、使い物になるか示しなさいよ」
「ここにヨガマットがあるから敷いて、その上に寝なさい。管理者に委ねるんでしょ?覚悟を見せなさいよ」
「舐めさせて跨がらせる、その単純な行為の為だけにいるんだからね。ホモは追い出すわよ」
キツい言葉に戸惑う幸成に、つかさは余裕たっぷりと言った表情。
それは既に管理者になってる余裕だろうか・・・
「まぁ、『うちの』幸成くん凄いからさ、並の子じゃ腰抜けちゃうかもね」
「なに、そのちゃっかり嫁宣言」
自分のモノだとアピールしつつ、つかさは幸成を優しく強引にマットに寝かす。
そして、女子達に向かって言う。
「まずはセフレから始めたい人も大募集よ」
そうつかさが言うと、隣で横田と言うマッチョ系男子を寝かした女子も続けて言う。
「うちのカレも負けてないわ・・・ヤバい突き上げ体験してみない?」
幸成の場合、偶然管理者のつかさに出会って事に及んだが、他の管理者の子はもしかしたら男子の初体験の相手か、それに準ずる形で相手をしたのかもしれない。
横田と言う男子の管理者女子の言葉は自信的なものが感じられるのはそう言う事だろう。
「大きいだけが全てじゃないわよ!」
「そうそう、形とかバランス大事よ!」
「オーソドックスに勝るものはないわ!」
他の管理者も負けじとばかりアピールを始めた。
なにかこれは、市場のセリのように幸成には感じてしまった。
「別に跨りたくわないの。その、せーしってのが重い時に効くって聞いたから、察しなさいよ!」
「共学になったからって、男子に遠慮したくはない。どうせ変態に決まってる。私の脚でたっぷり鳴かせてやる」
「竿には興味ありません。男にも穴があります。メス逝きさせてやりたいわ」
「実は掃除機に取り付けるデバイスを発明しました。これで楽にザーメンを吸い出せるか実験させて」
「恥ずかしながら、普通の一物で果てた事がないの。このディルドと二本同時ならこれまで感じたことない領域も夢じゃないかも」
五人の管理者の思いをよそにそれぞれの派閥から我欲の強い女子が名乗り出る。
優位な状況に胡座をかき男子とその性器を玩具ぐらいにしか考えていない少女の本性に幸成たちはドン引きした。