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AV部の設立
官能リレー小説 - 学園物

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AV部の設立 7

「みんなが見てる前で…するの?」
「当たり前でしょ?撮影では大勢のスタッフが居るのよ。それに、女子部員もメンタルを鍛えないと…いざカラミの練習でも膣痙攣とか起きたら大変でしょ」
「それは、そうだけど…」
「その子は備品一号よ。予算の制約で、リアルじゃないけど…共演相手がいつも美人でグラマーなわけじゃないわ。ブス専やBBAもいるし、現役復帰して崩れきってるのに、態度だけは当時のままって場合もあるのよ。プロの男優なら、そんな時もやりきるの。これも経験よ」
2つ並べた机の上に空気嫁は置かれている。口と股を開いており、先生がローションの瓶を机の上に置く。ポーズは正常位向けだった。
「一通り経験はあるだろうけど、この子の場合は自然に濡れないから…指マンをしつつヌルヌルにしてあげて」
勇太はいくつもの視線を浴びながら、ローションを絡めた手を重量感のないビニール人形の股間に収まった安価なオナホへと伸ばす。

「ただいじるだけじゃ伝わらないわ、濡らしてやるって大げさに手を動かす」
「はい」
地味な場面なりがちなので、裕子は勇太にいかにも指マンをしてるような動きを求めた。
「いきなり入れようとしてどうするの?幼稚なラブシーンじゃないのよ。濡れさせたら、その子にもフェラさせなさい」
快感には期待できそうにないが、入れないと終わらないという気持ちを彼女に見透かされ、少年は女子部員が見守る中空気嫁のだらしなく丸く空いた口にかすかに勃起した男根を寄せていく。
「ほら、男優でしょ。演技しながらおしゃぶりさせるのよ」
「僕も気持ちよくさせて」
いくつもの視線が股間に集中し、勇太は初日とは比べ物にならない恥ずかしさと緊張感を覚える。
こんなことの何が楽しいのだろう?自分はただAVみたいなノリで女の子を好き勝手したかったのに。
何度も説教が飛んできて、キツイ仕事をやらされているかのようだ。
勇太のペニスは萎えたり硬くなったりを繰り返していた。
もう終わりにしていいだろうか。これが終わったら、さっさと帰ろう。
そんな風に思いながら、彼は言われるままに腰を動かし続けた。
結局、その日は最後までイカずに終わった。そして、撮影後、マネージャーから厳しい叱責を受けた。
この練習を続ければ、もっと上手くなる。お前なら出来る。頑張れ―――。
勇太には、それが自分の未来を指し示す言葉だとは思えない。
ただ、早く終わってくれという願いしか浮かんでこなかった。
一週間経たずして、勇太はレイプ願望の強い男の役を演じる男優にされてしまった。
友達も減ってしまったし、前ほど気楽に接することはできない。
あんなに華やかで楽しかったはずの学校も今では苦痛の空間でしかない。
でも、それは全て自分の蒔いた種であるから仕方ない。


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