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エロウィルス
官能リレー小説 - 学園物

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エロウィルス 6


校内は異性を求める獣の巣窟と成っていた。
野獣と化したメス達をやり過ごしながら、俺は先程姉ちゃんとはぐれたトイレまで、何とか戻って来た。
「ここには居ないのか、どこだ…」
既にそこに姉ちゃんは居らず、山崎も存在しなかった。
行き先を思案していると、聞き覚えのある女声が聞こえて来る。
「この声…姉ちゃんか?」
確証は持てなかったが、当ても無いので、その声を目指し移動する。
声は図書室から聞こえて来ていた。
俺はゆっくりと扉を開けると慎重に中を確かめる。
「あんっ!イイっ!シンジの、より太いの、すごい!!」
「はぁはぁはぁ、いい、やっぱりガキのマンコは最高だ!」
「イクぅ!またイッちゃうのぉぉ!」
「孕め!はらめ!はラメ!!はらひぇぇぇぇっ!!」
「イグぅぅぅうぅぅぅっ!!!」
図書室の中そこでは、姉ちゃんと山崎が正気で無いセックスを繰り広げていた。
俺はなんだか頭にきて、手にしていた竹刀で二人を叩きのめす。姉にも失望したからだ。もちろん最も許せないのは山崎だったので、睾丸にも攻撃を加えておいた。
ほぼ不意打ちなので俺の仕業とは気づかれていない。
同時に守る相手も失ったので、いっそ学校を出ようと感じた。あちこちでガラスが割れたりしている。校舎から火が出るのもそう遠くはなさそうだ。
ワクチンの散布か空爆が始まるまで裏山ででもやりすごそう。
「委員長」
「変でしょ?この騒動の影響を受けないなんて」
彼女は美人だけど、百合という噂があった。
「実はね、一回ムラっとして狙ってた子とヤリたいなって…強引に迫ろうとしたら、男子たちに邪魔だって、蹴飛ばされちゃって」
「そんなこと言って、俺にどうしろと?」
「逃げるんでしょ?人がいない場所で混乱をやり過ごすんでしょ」
「そうだけど…」
「どちらかと言えば、バイなの。経験はないけど…お姉さんも狙ってたから、シンジ君とならいいかなって。二人ならなんとかなるでしょ?武器とラジオもあるし」
彼女は満足に発散できてないけど、俺と同じように心を痛めてるのは事実だろう。
だがいつ再発するか分からないので、警戒はして置こう。
襲うのはいいけど、襲われるのは御免だ。
ところでこの女、いつの間に側に居たんだ?
全く気が付かなかったぞ……。

俺達は学校から脱出する為の行動を開始した。
まずは校舎から出ないとな。
もし彼女ともっと早く合流出来たら姉を救えたかもしれない。でも、貝合わせされる可能性もあるな。
見た目真面目そうだから、変態の度合いもきつそうだ。
「なんで、そんなに準備いいの?」
「もっといい学校に入りたかったけど、ここ程度のレベルだと、巻き込まれるのも嫌だから…用心してたの」
「ここまでの騒ぎは、普通はありえない」
「教員は組合には熱心なのに、こんな時にはちっとも管理しない。体育会系も普段から素行が悪いから、輪姦し放題…起きるべきして起きたようなもの…」
「そんな割に、俺は信じてくれてるんだ」
「おとなしく見えて、そこそこやったんでしょ?独りでする時より、回数したから…もうたくさんってところでしょ」
「最初は無理やりされたし、いろいろ後悔してるよ」
彼女は襲い掛かってくる一団には消火器を浴びせたり階段から突き落とすなどの容赦の無さで、ある意味そこまでやれる実行力が羨ましく見えた。
きっと恋バナ辺りでうっかり同性にも興味があると言ったのがきっかけで孤立したとかで遠慮がないのだろう。
はっきり言って気が合いそうに無い。
学校から逃げられたら適当な所で別れようと思う。
そんな事を考えながら隠れた教室の窓から外の様子を覗く。
「おっ!裏庭、今、人誰も居ないじゃん!」
「チャンスね、そのままフェンスを越えれば外に出られるわ!」
委員長はこの期に逃げ出す気のようだ。
「そうだな…行くか」
嫌な予感がするがチャンスなのも確かだ。
俺は外に出る決断をした。
「じゃあ、あなたが先に私はその後に続くわ」
俺を囮に使う気か…
「途中で何があっても恨みっこ無しだからな」
「分かってるわよ」
囮上等、その代わりこちらもそれ相応の対応を取らせて貰うぜ。

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