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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 93

「で、僕に何をさせたいんだ。」
「はい、桜川君には心の鍛錬をしてほしいのです。
初日の出来事や今のパンチを見て、桜川君の潜在能力は刀機さんや特別科の人々をも超える物を持っています。
しかしその能力を恐るあまり無意識の内に封印し更に発動しないように逃げるような行動をさせているのです。
だからその潜在能力にうち勝ちコントロール出来る強い心を身に付けて欲しいのです。」
影汰君の言葉にちょっとムカつきながらも正論なので言いかえさえなかった。


「なら、僕の後に付いて来て下さい。
刀機さん達には僕から後で伝えておきますから。」
僕は渋々、影汰君の後を付いて行く事にした。
「ところで、何処に連れていくのさ。」
「立花先生の所です。」
確かに立花先生は、五年前の戦いの生き残りだし、更にその前は未成年ながら傭兵をしてたと言う噂もあるから、心の鍛錬には打って付けの人だと思った。

僕達は自分達の宿舎(寮)に向かったが、何故か影汰は先生が住んでいる部屋ではなく、桜さんと言う寮母さんが住んでいる部屋へ向かった。

「あれ?ここって・・・・」
「ええ、桜さんの部屋です」
「何で桜さんの部屋なんだよ?立花先生の部屋は職員寮じゃなかった?」
「ここにいるんですよ、立花先生は。なんせ、桜さんは立花先生の奥さんですから」
そう言って、影汰はインターホンを鳴らす。「・・・・えぇぇぇ!?立花先生と桜さん、結婚してたの!?」
「ちなみにお子さんは三人いるよ。」
「う、うそ!?何で知ってんの?」
「僕、桜さんに、何て言うか気に入られて、夕食とかご馳走になってる間に知っちゃってさ。でも、これ誰にも言っちゃ駄目ですから」
光樹は驚きの余り、言葉を失った。

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