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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 1

春、入学のシーズン。そんな新入生の中に第二部の主人公である桜川光樹がいた。能力ランクCの具現化能力者の彼は、少しはかり頼りなげな表情でこの大きな学園を見上げていた。
「……うあぁ、大っきな学校だなぁ……今日から僕はここで生活するのかぁ……」
期待と不安で見上げるこの少年……まだ彼は、同じ具現化能力の少女によってハチャメチャな学園生活を送るハメになるとは思いもしなかったのだ。

これから始まる第二部。まずは説明から始めさせて貰いましょうか。


……とまあ、彼等の戦いは、結局生き残った者が誰も語らない上、事件の中核を為した鈴木一族が再び歴史の闇に消え去ったの解らず終いでありますが、只解っている事は学園の大半の建物が崩壊した事だけなのでした。
そんな『香港国際学園、謎の爆発事件』の後、我等が誇るスーパー生徒会長様々、公元主姫が正式に学園理事長となり、学園の復興が始まったのであります。

それから5年……復興した学園は、小学部から大学部まで能力者のみの学校となっております。
生徒は能力を下からE→EE→EEEとランクが上がり、一番上はSSSランク……まあ、最高ランクは我らが理事長しかいないのでございますが、Aランク以下の生徒は普通科に、Aランク以上の生徒は特別科と言う隔離された校舎で学ぶ事になっております。
とまあ、説明はこのあたりでひとまずおいて話をすすめましか。


……ここは、職員棟。教師宿舎と教師個人の個室、会議室やラボ等が入る教師専用の校舎。そこから校長専用の公邸に伸びる渡り廊下を2人の人物が歩いていた。
片方はまだ新品のスーツに身を包んだ若い青年……やや白髪が混じった頭をした精悍な青年である。


その横には、この学園の用務員の制服に身を包み、ドクロマークの毛糸の帽子を目深に被ったスーツの青年と同年代ぐらいの青年……所在なげに竹箒を肩に担いでいた。
「……それで、また女の子だったの?……いい加減諦めたらどう?」
「……言わんでくれ……俺は男が欲しいんだ!」

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