香港国際学園〜第二部〜 86
「承知致しましたぜ、姐さん」
そう言って鷹獅は未来の秘部に顔を埋めようとしていた。
「お…おやめなさいっ…い、嫌っ…やっ…やっ……」
…プチンっ!!
何かが弾ける音がした。
「ヤメロって言ってんだろうがっ!こんちくしょーっっ!」
プチンとは未来がキレた音だった。
一瞬その場にいた皆の動きが止まった。
その間に暴れた未来の足が鷹獅の顎にクリーンヒットしノックダウン。ノびた鷹獅に気を取られた子分たちも振り払って光樹の元に駆け寄った。
「光樹くん大丈夫?」
「な…なんとか…」
──…未来ちゃん、キレたらキャラ変わるんだ…僕も気をつけよ…(汗)──
「ふん、結局それがお嬢様の本性ってワケかい。とんだはねっかえりじゃねぇか」
鼻で笑いながら光樹と未来とノびてる鷹獅を見下ろすおろち。
「だが所詮はヘタレな者同士、どうやってもアタイらからは逃げられないんだよ」
いつの間にか光樹と未来を囲むようにおろちと5人の子分たちがナイフを持って構えていた。
──どうしよう…このままだと僕だけでなく未来ちゃんまで犯されてしまう……男として僕が何とかしなきゃいけないのに……──