香港国際学園〜第二部〜 9
「じゃあ行こうか坊や?お友達が待ってるよん!」
「や…やだっつってんだろ!」
やなくはやれやれと大げさにジェスチャーした後、指を二本、頭の上に立てて、いたずらな笑みを浮かべた…
「我が儘はいけないよ〜それに、君が素直に来てくれないと、僕がママにお尻編ペンされちゃうんだ」
そう言うと、やなくは聖夜の首根っこを掴み、窓から飛び降りた…
「どぅわぁぁぁぁぁ〜…」悲鳴が段々小さくなっていった…。
心の中で、クラス(理人を含め)全員が心の中で合掌した…。
理人はクラスが落ち着くと学園の概要を語り始めた。
そして施設の説明の為教室を出たが、
なんと理人を含めてクラス全員か迷ってしまった。