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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 8


「え…?」
困惑した表情で聖夜がつぶやく。
その時、予知能力を持つ天川小路未来が『嵐が来ますわ…』と呟くやいなや、

「やっほ〜理っちゃん♪」

やなくが颯爽と1−Aに現れた。
クラスメイトは皆突然現れた用務員に唖然としている。刀機と理人以外は。
「どうしたんだやなく?今はHRの時間だぞ」
「ん〜、そうなんだけど、特別科の担任に普通科に迷い込んだ子猫ちゃんを連れてこいって言われちゃってぇ♪一応特別科通用門守衛って肩書ついてるからそれなりの仕事しろって言われちゃったのさ」

「特別バイト料もいいしね☆」

コソリと理人に囁きながら、ウインクするやなくに生徒のほとんどが呆気にとられていたが、一人の生徒は羨望の眼差しを向けていた。

「で、その子なんだけど」

やなくが名前を出しかけ理人が聖夜を呼ぼうとするより早く、居心地の悪そうな顔をした聖夜が「俺です」と立ち上がった。
その聖夜の顔を見たやなくが、首を傾げる。思わずキスできそうな程にいきなり顔を近付けられドギマギした聖夜(含め生徒一同と理人)だが、やなくは一言。
「ん〜、他人のそら耳かな?」と顔を離した。

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