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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 7


その頃、1−Aでは・・・・
「聖夜?なんでここに?」
「何でって、俺もこのクラスだ。よろしくな」
「う、うん」
ガラッ
光樹が頷くと同時にドアが開いて、理人が入ってきた。
「あ〜、おはようみんな。とりあえず、座ってくれ」
生徒のみんなが座ったのを確認して、教卓に手をついた理人が喋りだす。
「えぇと、みんな入学おめでとう。俺が今日から一年間このクラスの担任をする立花理人だ。よろしくな」
黒板に大きく自分の名前を書いてから、また生徒たちの方を向く。
「そんじゃあ、出欠とるから、呼ばれたら立ってくれ」

理人の手には、このクラス二十人分の名前が書かれた名簿があり、次々と呼ばれた者が立っていく。
光樹や刀機、鉄田理都、水嶋流、牟田丈次、八神陣と呼ばれ、最後に山本ひじりが呼ばれた、のだが。
「ん、山本。なんで席についてないんだ?」
なぜかひじりは後ろのロッカーに腰かけていた。
「自分の席がないんさぁ」
「へ?」
慌てて、席の数と名簿の数を数えるが間違ってはいない。
と、その時理人の目にはまだ席に座っている生徒が入った。
「・・・・お前、クラス間違えてないか?」
「俺、1−Aですけど」
座っていたのは聖夜だった。

思案顔の理人は聖夜の所まで歩いていく。
「生徒手帳見せてみ。」
聖夜は制服の上着のポケットから手帳を出して、理人に手渡す。
「ん〜?あらら、1−Aは1−Aでも、特別科のだ。ここは能力ランクがA未満の生徒のクラスだ。お前さんのクラスは別校舎だよ」

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