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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 67

…各人の適性を理解した上での判断だった。例えば鬼ごっこで美味しいポジションを頂いた影汰、ガンスリンガー能力は銃と名の付くものすべてプロ並に扱える…狙撃から銃剣格闘まで遠近両用…が、今回の試合は相手を倒す事が目的ではない。また障害物のない有視界で華奈美のレーダーや量子の物質透過は使い道が殆どない。それ故、刀機は広範囲の制圧能力、身体能力に優れた者…そして汎用性の高い具現化能力の使い手、光樹を指名した。
とはいえ『全員参加』イベント、嫌が応にもテンションは上がる。
「もう一つ連絡がある。」


理人がプリントを読み上げる。
「校長先生からのお達しだ…試合までの間、1号生…じゃなかった1学年の通常授業は午前中のみ!」
うおー!
「午後からは体力練成、能力向上に努めるべし!」
しーん。
「どいつもこいつも微妙な表情しやがって!真面目に授業受ける奴なんざごく一部だろうが!」
1−Aが爆笑に包まれる、これから待ち受ける嵐も知らずに…。
『イライラすんだよ…ブッ壊してやる…』
その頃、1−Bでは両手水バケツで廊下に立たされる浅倉おろちの姿があった…。
「見てんじゃねーよ!」


……そして放課後。
1ーAの面々は体育館に集まっていた。皆体操服に着替えていたが、美少女揃いの女子達がピチピチブルマの体操服姿。
男子のやる気は否が応でも上がるのだった。
「私達、男子のやる気を上げる為のネタになってません?」
顔を赤くしながら溜息をつく雪菜の横では、イケイケの美夏が男子に向けてポーズを取ったりしてる。
「これぐらいでやる気になってくれるならいいじゃないですかぁ〜」
のんびりとした口調であまり飲み込めていない量子がそう言う。

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