PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 580
 582
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 582

「あのぉ…D組の他のメンバーは?…」
「んっ?…大半ウェンちゃん(ウェン・リーファ=威梨花)の親衛隊の方に行っちゃったみたいだね…」
はははっとかなりワザとらしく笑う真だが…キャプテンだから『問題児』を引き受けたと言うのが正しいかもしれない。
真の名誉の為に言っておくが…D組だけが問題児を連れてきた訳ではない…かく言うヨージ兄ぃも厄介な奴の面倒を押しつけられていたし…
無意味なぐらい派手なポージングに、自分だけ陶酔する奴が一人…

制服の着崩し方は不良…というよりチャラ男全開。
今時ヴィジュアル系のつもりか、メタリックブルーに染めた髪を炎の如くなびかせる勘違い丸出しなイケメン君。
(逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だハゲちゃ駄目だ…ってアレ?)
流はハゲしい現実と向き合うべく自分に言い聞かせる。
「あぁ…戦い知らぬ乙女達を守るべく馳せ参じた!この薔薇の騎士をっ!問題児呼ばわりだなんてっ!?」
(死んでくれ、全身がケツの穴になる奇病とかで)
比較的戦闘力の高いメンバーが集まっていたが、人格に問題のある奴ばかりだ。
自称『主人公ライバル的存在』…鳳充規であった。
ヨージ兄ぃは『馬鹿の扱いは慣れてるから』と、劇団四季みたいに紙吹雪やらライトアップやらの支度を始める鳳くんに踵落としを喰らわせ別世界から呼び戻す。
…そんな面々に、救いを求めるようにJ組の方を見る流だが…
セクシーダイナマイトなアマゾネス達は頼を取り囲んでいる。
「ねーえ…これ終わったらホー○イ味見していい?」
「駄目に決まってるじゃない!…最初は頼ちゃんに決まってるんだからさ」
「あたし、お口だけでもいいんだけどなぁ…」
「でさ、頼ちゃんって最初はお口?…それともオマタ?…もしかして後ろだったり〜?」
「逆に彼に入れちゃうのもアリかも〜」
好き勝手エロトークしていた…

「うん!結婚まで処〇でいたかったらア〇ルやフ〇ラは必須だよっ!?」
ビッチちゃん達のアドバイスに頭から湯気を上げながらも、ふむふむと大真面目にうなづく頼ちゃん…なんだかんだで女子高生です。
真に至っては申し訳程度の小型銃をいじくりながら『どうせ僕が撃っても当たらないんだけどねぇ〜』などと今更、浅倉組子分A(射撃担当)に扱いを教わっている始末。
鳳は頭上にひよこマークを浮かべてフラついていた。
雑談しながらも一応は着々と陣形を整えながら、流はふと疑問を口にした。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す